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咲希 〜エピローグ〜

 完結となります連載初完結!


 リビングの椅子に腰掛け紅茶を片手に莉沙へ話し始める咲希。



 「覚えてる?あの日の事」



 「ええ、懐かしいわ〜〜、つい最近の様に思い出せるぐらい」



 あの日から5年経った。莉沙と咲希は共に25歳。

 


 5年を経てなお昨日のことの様に思い出せる。今となっては二人の絆を深めた大切な出来事ととして二人だけの秘密にしている。



 そんな酸っぱくもあり、甘くもある青春そのものの思い出から初めて最近の話題について語らうのは二人にとって憩いの時間である。



 「ただいまーー!!」



 元気一杯の幼い女の子の声がリビングの扉をバーン!と勢いよく開かれると同時に響き渡る。



 「おかえりー楽しかった摩莉ちゃん?」



 「パパが女の人言い寄られてたから『パパは私のパパです』って言ってやった!!」



 「凄いねー!偉い偉い!!」



 イケメンなパパを持つ5歳児としては家庭崩壊を防ぐ為にも当然の行いであると胸を張って誇らしげに咲希の膝抱っこで頭を撫でられるままにしている。



 「大きくなったらパパと結婚する!」



 自信満々でふんすっ!と胸を張ってありがちな5歳児の夢宣言をする。



 莉沙と咲希は互いに眩しそうに目を細めて一人の幼子を見る。



 摩莉は将来有望だと100人中100人がそう答える美形である。幼稚園でも男子の人気No.1を欲しいままにする恐るべき幼女なのだ。



 摩莉へ恋心を向ける相手はだれだろうかと咲希は考え、骨のある子もいるものだと感心する。



 だから摩莉の幸せを望む相手へ祈る。


 

 (摩莉を諦めずに幸せにしてあげてね)



 まだ早すぎるかとも思う咲希であった。




ありがとうございました!

みんなハッピーになあれ!

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