1/1
記録
一瞬、星を見たかのように思った。
だがそれは星とは形も美しさも何かもがかけ離れていた。
ふとそこに自分も見せてかのように飛び込んできた1人の女がいた。
その女というのは幼稚園からの付き合いのあるやつで世間的に言われている幼馴染と言うやつなのだろう。
いつも喋りかけてきて面倒だなぁと思っていたがでもこいつがいるときだけは素直になって腹を割ることができる。どうやら自分はとても幸せのようだ。
だがこれで3回目も終わったようだ。
なぜなら目の前にいるのは輝く星ではなく空から飛行機であった。
自分の死期を悟り手を空が覆い被さるように思いっきり広げる。
そこに自分を助け出そうとしていた女、渚が向かって来ていた、この女はどこまで自分を犠牲にしてまでそう人を助けだそうとし自分の利益にはならないとわかっていながら〜、だが考えても無駄だ。そりゃ助けてくれるのはめちゃくちゃ嬉しいよ?でも自分を犠牲にされると後々後悔するのは自分って言うのはよーく理解している、だから
「いつもありがとよ」
と、渚の手を繋いだその瞬間に意識は絶たれた、