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漫才「筋肉ジム」 ※ゲラゲラコンテストようの漫才脚本です

二人「どうも〜」


ツッコミ「いやね、トレーニング・ジムが流行ってるけど、僕も身体を鍛える為にジムに行こうと考えてるんだよね」


ボケ「まぁ、やっぱり、筋肉があると女性にモテるからねぇ〜。でもな? 一つ言っておく。筋肉と愛はお金じゃ買えないんだぞ?」


ツッコミ「名言のように言ってるけど、超絶アホなこと言ってるよ? 自覚ある?」


ボケ「まず鍛えるなら、いいジム選びから始めないと」


ツッコミ「自覚ないのね。ジム選びは重要だね」


ボケ「俺がジムトレーナーやるから、お前は筋肉やって」


ツッコミ「なるほど! ……え? 筋肉やるって、どういうこと?」


ボケ「間違えた。すでに脳内が筋肉だった」


ツッコミ「それ大丈夫? やばい人みたいだよ?」


ボケ「お前はお客さんね……はい! ようこそ、筋肉ジムへ!」


ツッコミ「超絶ダサいネーミングだな?」


ボケ「私がこの筋肉ジムのトレーナーを務める、筋肉トレーナーです」


ツッコミ「答え方がバカ過ぎだろ! マジで、このジム大丈夫か?」


ボケ「では当、筋肉ジムは筋肉にコミットするコミット筋肉ジムです」


ツッコミ「筋肉をはぶけよ。耳に入っていかねぇよ」


ボケ「当ジムがコミットすることでコミットによる理想的なコミットを目指し、お客様が求めるコミットを結果的にコミットします」


ツッコミ「筋肉をはぶくと何言ってるかわかんねぇよ! あんたコミットの意味、わかってねぇだろ!」


ボケ「そうそう、あなたのお名前は?」


ツッコミ「先に聞けよ? 木内ミツルです」


ボケ「ん? 筋肉スグル? いい名前ですねぇ~」


ツッコミ「全然ちげーよ。初対面の人間の名前間違えるって最悪だろ!」


ボケ「これはこれは、普段から筋肉のトレーニングのことばかり考えていたから、思わず口に出てしまった。筋肉すまない」


ツッコミ「筋肉すまないってなんだ! 謝るときは筋肉のこと考えるな! 後、若干、上から目線で言うな。バカにしてんだろ?」


ボケ「ははは! では打ち解けたところで、いくつか質問します」


ツッコミ「あんた、これ計算でやってたら袋叩きだぞ?」


ボケ「理想の身体を作るには、高い目標を持ったほうがトレーニングが続きやすいです。あなたは、どうして身体を鍛えたいのですか?」


ツッコミ「やっぱり健康の為と……その、女性に好かれたいってのがあるんですよね?」


ボケ「なるほど、オーケー筋肉!」


ツッコミ「オーケー筋肉? 聞いてて恥ずかしよ」


ボケ「それではさっそく、鍛える為の、3つのポージングから選んで下さい」


ツッコミ「3つ? 随分、限定的ですね? でもポージングとか言われても、初めてだからわからないですよ?」


ボケ「見てて下さい。熱く燃えたぎる、ダブル・バイセップス!」


ツッコミ「だぶる、ばい、せっぷす?」


ボケ「水のようにしなやかに、サイド・トライセップス!」


ツッコミ「さい、とりけら、とっぷす?」


ボケ「草花のようにおおらかに、モスト・マスキュラー!」


ツッコミ「なんかモンスターの名前みたいだな」


ボケ「これよりあなたは、この3つポージングの内、1つを選び、全国の筋肉ジムに君臨する筋肉ジムトレーナーと戦ってもらいます」


ツッコミ「それ、ちっこいモンスター引き連れて世界のトレーナーとバトルするヤツだろ! ポージングでどう戦うんだよ! ジムトレーナー違いだよ!」


ボケ「これはこれは、筋肉すまない」


ツッコミ「だから、謝るときは筋肉のこと考えるななよ! 脳細胞まで筋肉なのか!?」


ボケ「脳細胞まで筋肉だと? そんな嬉しいこと、今まで言われたことないよ!」


ツッコミ「褒めてねぇよ!」


ボケ「重ね重ね失礼な言動、本当にダブル申し訳ないセップス」


ツッコミ「ちゃんと謝れ! ダブル・バイセップスが入り込んでんだよ! だから謝る時は筋肉のこと考えるな! もういい! 俺はこのジムやめる」


ボケ「本当にやめちゃうんですか? もう一度、あなたの上腕二頭筋に聞いてみてください」


ツッコミ「俺の上腕二頭筋?」


ボケ「物言わないだけで、筋肉というのは、いつもトレーニングしたがっているのですよ? さぁ、あなたの筋肉に耳を傾けて?」


ツッコミ「筋肉に耳を……お、俺の上腕二頭筋。このジムで、トレーニングにしたいのかい?」


ボケ「ははは! 筋肉がしゃべるわけないでしょ?」


ツッコミ「ふざけるな! もうこのジムには二度とこない!」


ボケ「ね? こういうことがあるからジム選びは、ちゃんとしないと」


ツッコミ「そんな、ふざけたジムあるか! もういいよ」


二人「どうも、ありがとうございました」

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― 新着の感想 ―
[良い点]  中山きんにくんを彷彿させる素晴らしい作品だと思います。  筋肉すまないのところで吹き出してしまいました。
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