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地の妖精ノームの大冒険  作者: 風 ふわり
不思議な赤ちゃん編
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みゅーちゃんの受難

 みゅみゅっ。

 ネジュちゃんが訪ねちぇきちぇ、何とかアシャトの家に入りぇちぇもりゃっちゃけぢょ、みゅみゅっ。

 アシャトがクリーンの生活魔法を掛けちぇ、それかりゃ、ブラシぢぇ洗っちゃから、ネジュちゃんは良い匂いがしちゃの。


 ぢゃけじょ、ネジュちゃんを知らないフリェア(フレア)が驚いちぇ悲鳴をあげちゃから、ミュケリュが捕まえようちょ追いかけちゃっちぇ、みゅーは全員に眠りの粉を撒くしかなかちゃ。


 「何? 何が起きたの!」

 アシャトが倒りぇちぇりゅみんなを見ちぇ、ヨリョヨリョしちゃからみゅーは、ピョンと飛び付いてアシャトの頬を撫ぢぇちぇ落ち着いちぇもらっちゃ。

 「みゅーちゃんが眠らせたの?」

 「うみゅ。ぢゃっちぇ、みんながネジュちゃんを追いかけりゅかりゃ、みゅーは止めちぇ欲しかっちゃの」

 「ああ、それはごめんね。実は……」

 アシャトは、いちゅもニコニコしちぇくりぇりゅのに、悲ししょうなお顔をしちゃよ。

 「みゅっ?」

 何かを飲み込んぢぇから話しちぇくりぇちゃ。

 「俺がちゃんと紹介してなかったからだね」

 「ふみゅ。しょりぇなりゃしょうがないみゅっ。うふふ」

 「じゃあ、ネズちゃんにこれを着けよう。そうすれば俺の知り合いだってすぐにわかるからね」

 真っ赤なリボンに鈴がちゅいちゃ綺麗な小物が出ちぇきちゃよ。

 「みゅみゅっ。しょりぇをぢょうしゅりゅの?」

 隅に眠っちぇいちゃネジュちゃんに、アシャトは巻いちぇくりぇちゃ。

 「どう? みゅーちゃん」

 「ふみょーっ。ネジュちゃんに良く似合うみゅっ」

 「真っ白だから、赤が映えるね」

 「うみゅ。アシャトありがちょう」

 「可愛いみゅーちゃんのお友達だからね」

 「みゅみゅみゅっ。みゅーはアシャトが大好き」

 「嬉しいなあ。俺もみゅーちゃんが可愛いよ」

 指ぢぇ撫ぢぇ撫ぢぇしちぇくりぇりゅ。


 「あれえー? どうしたんだっけ?」

 「こんなところで寝ちゃった?」

 「フレアにミュケル、そのネズミはネズちゃんと言って、みゅーちゃんのお友達だから宜しくね」

 「なーんだ。そうだったのか」

 「あら、鈴を付けると括れがわかりやすいのね」

 『お調子者のミュケルと不思議ちゃんのフレアは、マイペースだな』

 「みんなにも伝えておいてね」

 「「はーい」」


 ◇◆


 しょりぇが一回有っちぇ、もう大丈夫ちょ安心しちゃよ。

 

 「みゅーニャー、ちろちろいたニャー」

 「チュー!(わーん)」

 「みゅみゅっ! シュフナ(スフィナ)尻尾切りぇちゃうかりゃ、放しちぇあげちぇ」

 シュフナは、動きが速いかりゃ、みゅーも苦労しちぇいりゅの。

 でも、ヂェリュ(デルタ)が赤ちゃんぢゃから、色々わかりゃないっちぇ言っちぇちゃかりゃ、みゅーも諦めちぇいりゅの。

 「チュチュチューッ!(助けてえ~)」

 グリュグリュ振り回しちゃかりゃ、もう止めちぇ欲しくちぇ眠りの粉を撒いちゃっちゃ。


 「うニャー。にぇむにぇむニャー」


 ネジュちゃんを助け出しちぇ避難しちゃよ。


 執事のリェスチャー(レスター)しゃんが、「スフィナは良く寝る良い子だにゃん」ちょ言っちぇ連れちぇ行っちゃ……みゅみゅっ。ふみゅみゅっ。




 「みゅみゅっぢゃぢゃのアシャト」

 と話しぇば、「え? レスター君が良い子だにゃんって? ブーッ」と笑っちゃっちぇ、お腹をパンパン叩いちぇいちゃ。


 「みゅーちゃん、俺が居ない間スフィナちゃんの面倒をみてくれたんだってね。コレオス医師(せんせい)が言ってたけど、良く寝て良く食べたから、三才児なのに大きく成長したんだって。みゅーちゃんは子育て上手なんだね」

 「ふみょーっ!」


 アシャトは、シュフナ(スフィナ)の素早さを知りゃないかりゃ……みゅみゅっ。

 この誤解で、みゅーはこの後も赤ちゃんと言う怪獣と格闘する事になるのだった。

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