表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
地の妖精ノームの大冒険  作者: 風 ふわり
みゅーちゃん編
42/97

閑話 妖精女王の嘆き

 私、妖精の女王をしておりますの。


 ある時、一目惚れしたオルチャンと結婚して(うん、と言うまで追いかけた)、テンプルと言う王女が生まれましたのよ。


 ですが、魔のイタズラで私にソックリですの!


 どうして、どうして、オルチャンに似ないのかしら!


 妖精の女王は、跡継ぎの他にも、沢山の妖精を産む使命がありますの。


 その為に、頑強で屈強な身体が必要になりますのよ。


 だから、私は、妖精の女王でありながら、可愛いらしさの欠片もない姿に、生まれついてしまいましたの。


 そんな、絶望の中で、ようやく見つけた、珠のように可愛いらしいオルチャン。


 妖精達は、更に、可愛いく生まれてくるようになりましたの。


 ああ、それなのに。


 どうして、世継ぎの我が子は、私に……。


 私は、現実を受け入れる事が出来ず、世継ぎを……テンプルを……トオテン(爺)に預けてしまったのです。


 それが、先ほど妖精の国に参った、みゅーの話しによれば、人族の第二王子と同棲していると言うのです。


 ああ、全くなんてことでしょう!


 人族とでは、結婚など出来るはずもないと言うのに。


 大地の守り役のペガー(ペガサス)では、頼りないわね。やはり、森の守り役のユニー(ユニコーン)に相談するべきかしら。


 ああ、本当にどうしたら良いのでしょう。




 女王は、トオテンが、王子として育てた事を知らなかった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ