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地の妖精ノームの大冒険  作者: 風 ふわり
みゅーちゃん編
33/97

ノーム

 竜騎士しゃんが仕事に行っちぇりゅ時は、子供達もみゅーもアシャトに構っちぇもらえりゅけぢょ(構ってもらえるけど)、帰りゅ前には、ロリエン(竜騎士の義弟)が城に戻っちぇ、子供達も部屋に行っちぇしまう。


 食事の時、アシャトがみゅーに触ろうちょすりゅちょ(とすると)凄く機嫌が悪くなっちゃうの。


 ルビしゃんが言うには、昔から独占欲が強かっちゃっちぇ。(かったって)


 でもアシャトは、嫌がっちぇないし、ちょちぇも(とても)幸しぇしょう。


 アシャトの旦那様なんぢゃっちぇ。(なんだって)


 竜騎士しゃんも、アシャトしか見ちぇなくちぇ(てなくて)、他には興味がないの。


 みゅーも、大人になっちゃら、そんな風に過ごしゅ相手が出来りゅのかなぁ。


 ノーサスは、コリュネリャと結婚しゅりゅのかな?


 「ノーシャス、コリュネリャといつ結婚しゅりゅの?」


 ありぇ? 今度は、また暗い顔。なんぢぇ?


 「私には、決められた相手がいる」


 「みゅみゅみゅっ!」


 「ノームの里の王子と、小人の親玉の娘では、種族も違うし、第一、お互い後を継がなければならない」


 「好きなのに、結婚しないの?」


 「まだ、()精の君には分からない話しさ」


 「もし、コリュネリャの事大好きなりゃ、アシャトに手紙を書いちぇ、相談しちぇみちぇ(してみて)」


 「さっきから、アシャトって誰なんだ?」


 「アシャトは、黒髪黒目の綺麗な人ぢゃよ」


 「黒髪黒目? もしかして、神子(みこ)様?」


 「うみゅ。みゅーは、しょこぢぇ生まれちゃの」


 「成る程そうか。君のその特殊な技も、そのせいなんだね」


 「しょりぇは、違う……生まれちゃ時かりゃ、砂袋(眠りの粉)は持っちぇちゃから(持ってたから)」


 「うーん。でも、通常、男を選ぶとノームで土の妖精になり、女を選ぶとノーミードで緑の妖精になる筈なんだ」


 「みゅみゅみゅっ! じゃ、みゅーは、ノームじゃないの?」


 「わからない。だから、里に寄って王から話しを聞いた方がいいと判断したんだよ」


 「しょんな……」


 いつもなら、アシャトが相談にのっちぇくりぇりゅけぢょ……今は、自分で考えないちょ……。


 アシャト……みゅーは、モコふわ布に潜りちゃくなっちゃっちゃ。

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