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『こばなし その7』


 逆さ虹の森の中。


 そこで嘘をつくと、木の根っこが(から)まってくるという。

 根っこ広場という場所がありました。



 ある日。

 キツネとアライグマが根っこ広場に来ていました。


 キツネはアライグマに言いました。


「知っていたかい?

 タヌ吉くん、ここで嘘をつくと、木の根っこが絡まってくるらしいよ」


 アライグマは答えます。


「いや、まずタヌキじゃねーし!」


 すると、木の根っこがアライグマに絡まってきました。


「いや、おかしいだろ!

 俺、アライグマだし! タヌキじゃねーし!」


 すると、木の根っこがどんどんと、アライグマに絡まってきました。


「いやいやいや! 待て!

 俺、タヌキじゃねーって!」


 すると、木の根っこがどんどん、どんどん、アライグマに絡まってきました。


「おかしい! おかしい!

 俺タヌキじゃねー!

 アライグマ! アライグマ!」


 すると、木の根っこがどんどん、どんどん、どんどん、どんどん、アライグマに絡まってきました。



 もう、アライグマを(おお)いつくしています!

 このままだと、木の根っこで出来たタヌキの置物になってしまいそうです!



 キツネは心配で叫びます。



「タヌ吉くーーん!」



 タヌキも叫びました。



「だからタヌキじゃねーー!!」



 最後まで読んでくれて、本当にありがとうございます!


 〇のしんでい〇だけましたか?


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