ディズニーと催眠商法 そこから見る現代の人々
ディズニーが好きな人は、多いだろう。だが、私は嫌いだ。なぜか、それはディズニーが催眠商法的な手法を使っていると感じるからだ。
まず、催眠商法とはどのような商法なのかを示そうと思う。この商法は、人を会場にあつめ、無料でものを配ったり、数に限りがあると言って会場の人達の欲しいと思う気持ちを高めたりして、興奮状態にし、それにより高いものを買わせるという商法だ。
この商法の要は、外界をたった場所に人を集め、その中に人の正常な判断を狂わすような雰囲気を充満させ、物を買わせるということだと思う。ディズニーもこれと同じ効果を使っている。
ディズニーに行ったことがある人はわかると思うが、園内に入ると外界を見ることは何ヶ所を除いて存在せず、夢の国というテーマや、各所のテーマ付けにより、現実感を奪われ、今日はお金を使おうかなという気持ちにさせられる。
ここまで読んだ人は、わかっただろう。ディズニーと催眠商法が同じような仕組みであると。
だが、実際に今の状況を見ると、ディズニーを批判することは世間では悪とみなされることが多い。そのことについて考えてみる。
私が思うに、彼らは現実から逃げ出している。催眠商法的な仕組みの中で生きていき、現実を見ずに夢の中に生きることを、悩まずにいきていけることを、幸福としている。
そこに私のような人が、現実を彼らの世界に運び込んだ時、彼らの幸福は崩れ去る。だから、彼らはディズニーを批判するもの、彼らの幻想を批判するものたちを悪として、排斥しようとする。
大勢の人の幸福がそうである現代のさまざまな事物は、すでに現実ではなく幻想の中に存在してしまっている。
最後に、私がこれを読んだ人に伝えたいことは、どうか現実を生きて欲しいということだ。