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最終回:早すぎた最終回


 復讐を終えた後は虚しい。

 隅田川テラスから隅田川を見下ろしながら、黒髪さらさらロングストレート巨乳ミニスカ女勇者プトグラは妙な感慨に耽る。



 今になって知った事実だが、あのマッドサイエンティストは地球に帰還したプトグラを家族として扱うつもりだったらしい。

 一乗院・プトグラ。それがプトグラの日本における戸籍だった。



 まさか異世界で人間として受肉し、今度は地球で人間として生活する羽目になるとは。



 隅田川を見飽きたプトグラは、聖剣を背負って夕闇の中を歩き出した。



 バイトでも探すか。


 金が無ければ地球では生活ソシャゲできない。

 異世界の神と言えど、地球では人間なのだ。



 しかし、異世界のスキルは地球でも有効だ。警察を撒くために《転移ワープ》を使ってみたところ、無事に使用できた。



 地球を滅ぼすなど、わけもない。



 そうと決まったら、金を稼いでソシャゲのガチャを回そう。

 ガチャで爆死したら、地球を滅ぼそう。

 良し、そうと決まれば爆死率の高いソシャゲを探そうではないか――。




 今日も地球は平和であった。


おしまい。

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