表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

少しラブとかコメとかについて語ろうじゃないか

作者: 涼成犬子

出来たら最後まで読んでいってほしいなー、なんて。

 今から語るのは、友達とか、ラブコメとかそういった類のものだ。もはやエッセイの域の完成度。嘘ですごめんなさい。そんな大したものじゃないです。


 自分が友達とする相手の条件を、高く上げすぎているだけなのかもしれない。

 本当は、多くの人がいうところの友達というのは、俺にもたくさんいて――いや、現実逃避は止そう。きっと、そんなことはないのだ。俺の認識は正しくて、どこかのライトノベルのように、俺は友達が少ないのである。その主人公との違いといえば、ハーレムは存在しない、ということくらいだ。はっ。我ながら可哀想なこと。こんな話、全米やお母さんが涙しそうだね。


 おれにはぼっちになるだけの勇気がなかったし、一人で寝たフリとかもできなかった。だから差支えない程度に、ぼっちにならない程度にクラスメイトとも絡む。正直つまらないし、苦痛だ。だから、授業の時間は割と好きだった。一人で誰とも喋らなくてもいい時間で、なおかつ寝ていてもむしろそれは話題にもなる。うちはそれなりの進学校で真面目なやつが多かったから、大抵呆れられていたけれど。


 多くのラブコメに共通することといえば、主人公の相手となるヒロインは美少女ということだ。当然だ。不細工とラブラブドキドキしていく話など、皆鼻で笑うだろうし、羨ましくもなんともない。

 さて、そんな中、主人公の設定に割と使われているのが、「友達がいない」、要は学園ラブコメにおいて、学校内、もといクラス内でのカーストの低さを備え持っているというものだ。ふむ、「要は」と言ったにも関わらず随分と小難しくなってしまった。もっとはっきり言おう。「非リア充」のことだ。


 彼らを主人公としたラブやらコメやらの話を紡ぐのに、「普通の女子」では現実味が薄いのだ。もしくは「リア充の女子」。「非リア充」と「リア充」の恋愛など成立するはずがない。だから、「非リア充」がイベントを起こしやすいように、相手となるヒロインも「非リア充」となっている。


 女子というのはコミュニケーションを重視し、グループを作るものだ。現代では男でも珍しくないが、女の子だとそれがもっと顕著になる。「非リア充」の女子とは、別に腐っているとかそういう(まあそれもありだろうけど)ものではなくて、例えば虐められてるとか、生まれの種族がどうではぶられてますとか、毒舌というか、どストレート過ぎちゃって周りが遠ざかっちゃう天才とか。

 

 そういう子たちと絡んで好感度上げて、最後のハーレムでどうしようかな誰をお嫁にしようかなうへへとかいうことになるわけでござんすよ。


 ええとね。結局言いたいのは、「非リア充の相手となるヒロインの属性は限られる」ということ。少なくとも「変人奇人」の類いであることはほぼ間違いないと思われる。


 ああそうだ。今考えたことを小説にして出してみようか。

 いくつかのヒットラブコメの作品から名前をもらって「僕の青春ラブコメの選択肢は限られている」なんてのはどうだろう?

 略して「僕らいる」とか。

 うん。これは売れそう。「頭が沸いてるで賞」とか貰えそうだよね。はははははは。

 

 彼女欲しい。

 

 どうか神様。私めにラブでもコメでもいいから降らしてくださいませ!あ、可愛い女の子でもいいよ?ほら、飛○石とかのパターンのやつ。


 2時間後。


 空からコメが降ってきた。日本食には欠かせない、あれである。

まあ、上の一文が言いたかっただけです。はい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
拙作、『:PlaceMentS』 をよろしくお願いします。 他にもいくつか短編書いてます。良かったら見ていってください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ