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異世界で咲く華  作者: ロンパン
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全ての始まり

 「撃て!」


 KM136から130mmロケット弾が大量に発射される、ヨンピョン島事件以降稼働率はあげている、だが平時態勢には変わりはない。

 九龍のニックネームがあるこのロケット砲は3600㎡の面積を燃やすことができる。これはカチューシャと呼ばれるこのKM136と同じようなロケット砲である。このロケット砲の特徴はコストが安いそして一気に発射できる。弱点は轟音と硝煙が飛行機雲のように軌跡を残すので発射位置がばれること。

 だがこれが逆に兵士を興奮状態にさせることになる、つまり士気の高揚にあたる。敵からしてみれば大量の弾が迫ってくる様子をみて絶望を感じさせる。

 韓国軍はてきに向かって撃つ、そして155mm榴弾砲も続く。


 煙だらけで視認しづらいがそんなことを気にしている場合ではなかった。


 「米軍が来るまで耐え抜け!」


 F-15が爆弾を抱えて射程外にいるてきに向かって飛んでいく。目の前に見える者ではないが前線のためになる。無論偵察も兼ねているだろうが。

 「緊急事態発生!敵が一部後方に侵入!現在歩兵が混戦しており援護不可能!このままだと砲弾が前線まで届きません!」

 

 「くそ!どうなっている!!」

 後方で5.56mmを敵に向けて歩兵が撃つ、そして悲鳴を上げて死ぬ、だが跳ね返ってきた色は赤色ではない。

 「パク!助けてくれ!ひっくり返った装甲車に閉じ込められた。」


 TM170装甲車は無残にもタイヤが引きちぎられて入れいるそしてその上に敵がいた。

 それは八つの目に毛むくじゃら、そして凶暴な口。その口からにはデジタル迷彩服の切れ端があった。 巨大な蜘蛛、その蜘蛛は1mほどの大きさだ。


 「撃て!」


 K2ライフルをフルオートでそれに目がけて撃つ、仮に装甲車にあたっても弾き返すので中にいる兵士は問題ない。

 「ぎゃああ!」


 奥のテントからにはさっきの蜘蛛の子供なのか、30cmの蜘蛛がうでを噛みパニックに陥っている兵士と一緒に出て来た、隣にいた同僚がサバイバルナイフでその蜘蛛の腹部を刺すそこから青い血液が噴出し蜘蛛からキィィと叫び声が聞こえる、だが兵士の右腕から離れる様子はない。


 すると花火がうちあがった。混乱しそして混線している時花火を打ち上げることが撤退の合図となっている、民間から徴用したものだ、いかに韓国が混乱しそして態勢が整っていないのかを物語っていた。


 「隊長!金隊長!!」


 助けを求めるが助けきれない、ここでやるベストな選択は生存者を集めそのまま後方へ退避することだ、前線の砲兵には遠回りして撤退してもらう。砲を捨てて。


 何が起きたのだろうか、つい数か月前まで38度線の向こう側は北朝鮮だった。だが北朝鮮が消えたのだ、空中で静止していたトンボが急に消えたようにパッと消えたのだ。北朝鮮だけではない中国も含めて一緒に消えた。衛星写真からも確認できた。一瞬で消えそして変わりの土地が出現した。そしてその大陸は運悪く韓国とロシアに一部つながっていた。

 ロシア軍もこの化け物の集団に対して抵抗している、だが寒い土地であるが故かあまり化け物は来ていない。


 「何が起きている・・・何が。」

 自衛隊の救援はない日本からは間接的な援助だけ、米軍しか頼れる味方はいない。


 「北朝鮮・・・中国は一体どこへ・・・」

 銃声と悲鳴が聞こえる中、金はそうつぶやいた。


中国verがなかったのでやってみました。

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