復讐
U氏は死んで、また、神に出会った。
「またまた、死んだんですか。」
「はい。自分の部屋で誰にも悟られずに行きました。」
「そうなんですね。わかりました。今回の選択肢は2つです。人間界に行くか。それとも天国にいくか」
「人間界に行かせてください。」
「わかりました。では人間界に行かせます。」
U氏は人間界に降臨することとなる。死神であった特典として、前世の記憶を保持しながら。
20年後、僕は、東京にいた。東京のインフラ関係のエンジニアとして働いていた。
そして、死神との接触があった。自社のシステムの入れ替え時にきた人間だ。
私にはわかった。なぜなら、レモンの香水をつけていたからだ。この香水は上司の前をして付け始めたものだからだ。
「いいレモンの香りですね。」
「わかりますか。私、体臭が気になるタイプなんです。」
「ちなみに、名刺をもらってもよろしいでしょうか。」
「はい。わかりました。」
そこには、明智修一という名前が書いてあった。
明智は言う。
「もし、何かあったら、連絡をください。」
わかりました。
次の日、会社にて、明智に連絡をして、会社によこし、その場で、殺した。
明智は、殺された。死神は人間界にいる間は人間になるので、殺されたら死ぬのである。
「由紀の仇だ。粛清されろ。」
明智は死んだ。そして、U氏も刑務所に入れられることになった。