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殺意

U氏は死神界に戻った。


そして、保留に丸のついたものを提出先に渡した。


U氏の本日の仕事は終わった。


次の日、上司に呼び出された。どうせ、また、怒られるんだろうなと思った。


「昨日提出してあった保留の紙、執行に変えておいたぞ。」


「えっ!」


心臓がどきりとした。


「すべてお前のためを思ってだ。お前は保留が多すぎる。だから、私が直々に変えておいた。」


目の前が真っ白になった。


あんなに可憐で笑顔がかわいくて、素敵な女性が死んでしまうなんて。信じられなかった。


「・・・ありがとうござい ま す。」


U氏は涙をこらえながら、そういった。


どうしてだろうか。由紀のことを考えると胸が痛い。由紀の笑顔が失われるという事実を知ったとき絶句した。U氏は今までの行動を反省した。保留ばかりしては駄目だったんだ。執行もしなければ、天罰を食らったんだ。と頭の中で思考を巡らせていた。


U氏は仕事が終わり家に帰ると涙が止まらなくなっていた。


「なんで、あんな、きれいな人が亡くならないといけないんだ!うわーーーーーーーーー。」


一人で泣いた。泣きしゃくった。U氏の後悔は相当なものだった。


そして、決意をした。


「絶対に上司に復讐してやる。由紀を失った悲しみを知れ」


U氏は自分の部屋で自殺をした。


こうして、U氏による復讐劇がはじまった。

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