表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

27/42

【記憶】 ノゾミ 高校時代2-2

おはようございます。

本日はコミケですね。



記憶編です。

※前回の続きです

◆登場人物紹介 (記憶編)

※ノゾミ、マイコは本編の若い時です。


ノゾミ 高校一年。元カレは二宮君。

マイコ 高校一年。ノゾミの親友。

二宮  高校一年。ノゾミ元カレ。とんでもない事件を起こした。

香織  高校一年。ノゾミの友達。背は低く小リス系。ぶりっ子。

海比  高校一年。香織の彼氏。サッカー部。さっぱり運動部。



~~~~~~~~~~~~




 次の日。


 学校に行くと香織は上機嫌だった。

 すっごくニヤニヤして元気だった。

 彼氏が出来て嬉しいのだろう。

 私も初めて彼氏が出来たときは妙に嬉しかった。



 昨日同様。

 皆で香織と海比君のことを話していると・・・


「恋人生活2日目ですっ!」


 香織が得意げに宣伝した。

 私たちは笑いながら話した。




 放課後。

 香織は海比君と一緒に帰るようだった。

 でも、香織はもじもじとして、中々海比君のいるクラスに行こうとしなかった。 

 だから私が香織の手を取って移動する。


「ほら、かおりん、一緒に帰るんでしょ」

「えっ、そうだけど・・・やっぱ恥ずかしいよぉ」


 香織はぶりっ子で元気だが、何故か恥ずかしがり屋さんなのだ。

 変なところで気が弱くなる。

 ちょっと不思議。


 私は恥ずかしがる香織の手を掴んで海比君のクラスに。

 で。

 海比君を発見した。


「ほら、いたよ」


 私が声を出すと、海比君もこっちにきづいたようだ。

 

「きゃっ、見られちゃったぁ」


 香織ははずかしがる。


「ほらっ、彼、こっちくるよ」


 すぐに海比君がきたけど、彼も恥ずかしがっていた。

 なので私から先制。


「海比君、かおりん、お願いね」

「お、おう」


 私は彼の手を取り、香織の手と繋げたのだった。

 これでカップル成立。


「ほら、付き合ってるんだからさ。手ぐらい繋ごうよ」


 2人が手を繋ぐ。

 私はこの姿になんだか満足した。

 しっくりときたのだ。


「きゃっ。恥ずかしいよぉ~」

「うおっ。ちょ、ちょい」


 2人はモジモジする。

 

(初々しくていいなぁ~)


「じゃあね~バイバイっ♪」


 私は2人から離れたのだった。




 それから家に帰った。

 でもなんだかもやもやしていたので、海比君にLINEする。


私   :2人ともラブラブだね~♪。うらやましいなぁ~。わたし、さびしくなっちゃう

海比君:ノゾミのおかげだっ。感謝っ!


私   :別にそんなことないよぉ~♪。2人はお似合いだしっ

海比君:そう見える?


私   :うんうん。そうだよぉ~。見てるだけで嬉しくなっちゃう。ベストカップル賞受賞~♪オメデトッ!

海比君:まだ二日目だけど嬉しいぜっ!


私   :日数は関係ないよぉ~

海比君:かな。でも、ノゾミは誰かいないの?


私   :好きな人?

海比君:そう。誰か?


私   :今はいないかな・・・ほらっ、前の人がアレだったから・・・

海比君:あれか・・・(笑) ゲス宮事件


私   :あー、笑った プンプン (ゲキ怒)

海比君:ごめん、悪い。でも笑っちゃうだろ、あれ


私   :わたし、すっごくビックリしたんだから~♪

海比君:まぁ、元気出せよ。あいつはクズだったが。男がみんなあいつみたいなわけじゃないよ。多分


私   :多分?

海比君:大丈夫だ!元気だしなっ!セイヤッ!


私   :励ましてくれるの?

海比君:おう、元気出せよ。フレーフレー、ノゾミっ!


私   :あっ、それわたしのやつ~。パクっちゃダメ~

海比君:ごめんな。でも、ほら、もう数週間前のことだろ。次行こうぜっ (キリッ)


私   :まぁ、そうだね。他の人も、海比君みたいな人だったらいいのにね~♪

海比君:そ、そうか・・・。ノゾミはどんな人がタイプなんだ?


私   :えーっとね~


 私は海比君と連絡を交わした。

 香織のことを会話のきっかけとしながらも、他の話もした。

 

 これまでなんの繋がりもなかった海比君だけど、私は親しみをもった。 

 友達の彼氏だから安心して話せたのかもしれない。

 それに彼も思ったより気軽に対応してくれて嬉しかった。


 私と海比君は相性が良いのかもしれないと思った。


 確実に私たちの心の距離は近づいていた。






 数日後。


 香織と一緒にサッカー部の練習を見る。

 香織は最近元気満々だ。

 彼氏が出来たからだろう。


「かおりん。すっごくラブラブでいいんぁ~、うらやましいぃ~」

「そんなことないよぉ」


「でも、毎日LINEしたりするんでしょ?」

「・・・・うん、それはそうだけど。ついしちゃう」


 ペコリと小さく笑う・

 香織は嬉しそうだ。

 LINEのやりとりを思い出しているのかもしれない。


「いいなぁ~かおりん。私も彼氏ほしくなっちゃう」

「なら、つくっちゃえば。ノゾミならきっとすぐできるよ。私よりかわいいし」


「そんなことないよ。かおりんの方が可愛いよぉ。それに、私はもう少し待とうかなって」

「あ・・・ノゾミは色々あったもんね」


 香織が二宮君のことを察する。


「うん。でも、サッカー部にはかっこいい人多いよね。ほら、レイジ君とか」


 私は海比君と同じ部活で、彼の友達を指差す。

 適当に目がついたから。特に何の感情も抱いていないけど。


「うんうん。かっこいいよね。ノゾミならうまくいくよ」

「そうかな」


「私、ノゾミを応援するよ」

「はははっ。今は見てるだけで良いかな。私、自信ないし」


「ノゾミなら大丈夫だよ、誰だって」

「無理無理。だって私、変な噂あるし」


「大丈夫~。あんな事件のこと、誰ももう覚えてないよぉ」

「うん。そうだといいね」


 こうして話しながら、わたしは香織と一緒に海比君をみたのだった。


 表向きは、私がレイジ君を好きという体を示しながら。

 私は海比君を見ていたのだった。



恋愛作品の予定でしたが、いつのまにかバトル作品になっていましたので。


そこで。

2章の結末を変更したIFバージョンの連載を開始します。

こちらとは違い、1,2章と同じような雰囲気が続く作品となります。


ノゾミが全国を転々としながらも、現地で恋をして、

観光地を巡り、美味しいご当地ご飯を食べる話です。

そしてマイコが訪れます。


宜しければご覧下さい。

※本日中に新3章の1話まで投稿予定です。

『 妊娠した私を婚約破棄するって、気は確かですか? 【連載版:ご当地グルメ編】』


そのため、混同をさけるために本作品の名称も変更します。

『妊娠した私を婚約破棄するって、気は確かですか? 【ヒクマ格闘編 (石狩鍋)】』

※こちらの更新も続ける予定です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
拍手ボタン設置中。一言感想を送ることができます。

 

【1/6】短編が好評?だったので、連載開始です↓
【連載版】生産職の俺は彼女を寝取られたので、パーティーを抜けて自立することにした

 

2章後半 (5話)から話の展開が異なります↓
妊娠した私を婚約破棄するって、気は確かですか? 【連載版:全国ご当地グルメ編 】

 

新連載です~ (数話で完結予定です)↓
3日後、婚約破棄されます。

 

同時連載中です↓
7人の聖女召喚~料理スキルLV80の俺は、おねえちゃんと世界最強になる

 

止まっていましたが、連載再開です~↓
チートスキル「美容整形」持ちの俺は、目立ちたくないのにハーレムに

 

おすすめ作品→「完成したら」作:乳酸菌
完成したら

 

おすすめ作品の解説です
恋愛短編『完成したら』~よく分かるかもしれない作品解説
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ