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ここは我らの桃源郷  作者: 変態紳士
~第1の世界、リバーシワールド編
7/20

6話「その速さ、音速の域」

プツン………その音と共に俺の意識が飛ぶ。


辺りが暗闇に包まれた。

視界には、何も写らない、ただ、闇が俺を包んでいる。

――さん、……ひろ……―さん?…―で、……

「裕貴さんっ!?」

「お兄ちゃん!!?」

と3人の声が聞こえた。

目を覚ますと、なんだか身体の感覚がいつもと何かが違うことに気づいた。

なにか胸の辺りに重みを感じる。

そして、髪が長くなっている。

それもそうだが、何より、

体が凄く軽い、軽すぎるくらいに…

…と無意識に、俺は、俺を狙撃してきた少女に向かった。

新幹線のように早く、肉食動物のように俊敏に動く、その姿は、まるで…人成らざるもの…

少女もそれを、狙い狙撃を続ける。

正確な狙撃を…絶え間なく続ける。

プツン………プツン………

ファッ……ファッ……

っと静かに正確な弾丸とそれを静かに避ける。

それは、静寂の戦争

二人っきりの戦争だった。

『時の巫女が他の巫女にあった場合、戦闘が始まる……』

タタタタタタタタタタタッ!!

タタタタタタタタタタタタッ!!タタタタタタタタタタタタッ!!

音速が音速を越え、避ける。避ける。

地割れし、柱などが、崩れ落ちている、地形をうまく活用し、風のごとく…

電柱で避け。 地割れした道路をバク転し避け。

車で避ける。 そして、魔法陣で防ぐ。

すべて、無意識だ。

まるで、俺、師走裕貴の中には、別の存在がいるのだろうか?

今、俺は、この体から外を見つめているだけ。

勝手に動き少女の方へ向かう。


「え!?っ何で!?……姉さん!?何でそこにいるの!?」

その声にビクッとした。

「姉さん?」 姉さん…ってさっき言ってた、俺に会いたがってるって人?

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