2話「ラノベのような展開」
……………………………は?
え?何コレ?夢ですか?
ここは現実なのか夢なのか、訳がわからなかった。
彼にとってはこの状況は、あり得ないものだったのだから、こんな浮世離れした美少女が、この学校にいるわけがない、彼、裕貴はとってこんな美少女がこの世にいるわけがないと思っていたので、動揺が隠せず「ア、アナタ、ホント二ニンゲン?」と外人のカタコトみたいになってしまった。
それを、聞いた少女は、ムッとした。ホントにニンゲン?、と言うとこのにだ。
と、それに裕貴が、気づき今度はなんとか普通に喋る「…あっ、そう言う意味じゃなくて、君があんまりにも可愛いから……つい、緊張してしまったんだよ」はははっ…とごまかした。
「…そう、ですか…」と少女は照れた。
可愛い…
マジで、ラノベみたいだな…と俺は、心のなかで、心臓が緊張で破裂しそうななかで、そう心から思った。
「あっ」と少女は思い出すようにして言った。
「ふ、筆箱、」と裕貴に渡す。
「あ、あーえっと…ありがとう…」裕貴は照れながら言う。 なんで今?と疑問に思いそうだったが、それはまぁいいと、裕貴はそれはおいておいた。
少女は、話を本題に戻ろうと「えっと…裕貴さん」
その急な名前呼びをされ、またもや心臓が破裂しそうになる。
そして「えっ!っとなんですか?」と声が裏返りそして敬語になった。
「………あなたは、幸せ、…欲望、そして……女の子、どれをあなたは、望みますか?」と裕貴に問う。
迷うことなく今までの緊張も消し去り彼は言う。
「女の子!!!」
ビクッとし少女は、「は、はい!」と言うとあたふたしながら「で、では、今からあなたのその願いを叶えられるように異世界に行きます…。」といきなりとんでもないことを言った。
「い、異世界!?」
何をいっているのだろう、この子。
というかそこは、君が叶えてくれるんじゃないのか?
とか思ったが、この美少女を困らせたくないので聞くのをやめた。