17話「新宿西口にて」
俺と睦月は、ソラに僚御を任せ家を出た。
ゾンビのいる新宿西口へ向かう。
着いた頃には、ほとんどの人間がゾンビと化し人はほぼいないに等しかった。
――電車でむかったが、駅のホームはちらほらゾンビがいた。
まだ生きてる人もいるのでなんとか武器庫からサイレンサー付きのハンドガンを二人で一丁でゾンビを撃ってきた。
だが彼らは、撃たれて倒れてもまた回復し生き返りまた人々を襲い始めた。――
――西口にて、
「なぁ、おい、これは、……あれ使っていいんだよな?あとで如月と闘うのか?」
「…はい、使用制限は1日3回までなんで、契約者にもよりますが…」
「へぇ…そうなのか。」
契約者によるってことは強いやつとかなんか魔力的な奴が高いとかで決まるんだろうな。
駅を出た通りにすぐにゾンビはいた。
その数は多過ぎて数えきれない。
そんなのがここ、新宿アルタ前にいる。
(こんなにゾンビがいるってことは…)
新宿駅周辺の人間が全員死んだのと同じだ。かなりヤバイことだ早く倒さないと、俺の世界がヤバイというかもうすでに大ニュースになっているだろう、変死かテロどちらかだろう。
それはわかっているけど、今一実感わかねーな…
とは言え、戦わなければ、皆死ぬ。
そして、俺達は早急にこいつらを倒すため、表世界を守るため変身する。
手を空にかざし、掌から光線が空にか飛び、空に穴が開きわっかが出来エンジェル・ハイ・ロウが空に現れ光が俺の元へ落ちそして俺は空に浮き女体へと変わり巫女衣装が俺を、私を包む。
私は、彼のために周りの闇を狩る。
睦月は違うやり方で変身していた。
睦月は両手を前にだし手をかめはめ波を横にし、そこから出た光からエンジェル・ハイ・ロウ、天使の輪を出現させ一瞬の内に巫女へとその姿を変える。
そして、巫女が二人揃う。
「…よし!やるか」(恥ずい………)
「はい!さっさと倒して如月さんを倒しに行きましょう!!」
ダンッ!!
お互いの地面を蹴る音を聞き二人はゾンビの群れの上空に舞い、俺は剣を出現させ、睦月は槍を出現させ、俺達はゾンビを襲う。
ゾンビたちの群れの真ん中に俺。 コマのように切り裂いてその群がる男、のようなゾンビたちを斬る。 女だけどなゾンビ。
睦月は槍を駆使し襲ってくるゾンビから槍を長めに持ち槍を軸に飛び、槍を持ち直し空中で槍を頭上で回し着地すると同時に斜めから切り上げこちらも周囲を切り裂く。そして前のゾンビを串刺しに「ビンゴです…!」
こっちはこっちで剣から炎が剣先から現れ振りかざすだけで炎が剣圧のように飛びゾンビを燃やす、そして持ち前の機動力で目の前をバイクのようにブーーンと直進し目の前のゾンビを一斉に斬り燃やした。
だが、一向に終わる気配がない。なにせ永遠に湧いてるわけだからそこら中に人間がいる限り、永遠に…
「…っ、クソ!こんなの倒しきれんのかぁ?」
「わかりません!」
なんでだよ!なんも閃かねーかよ…まじかよ……
ギィーーーーーーーーーーーーーン……………
一斉にゾンビたちが真っ二つになる。
「……なに、あれ、……」
「…ロボッ……ト………?」
二人が見たものは死体の山の先に無骨な形をし右腕がレーザー砲を撃ちそうなごっつい武器腕を引っ提げていた。
ひとつ目のロボ殺戮兵器とでも呼ぶのだろうか
「お兄ちゃん!早く如月のところへ」
どこからか聞こえるその声に「なんでお前がここに……!?つかどこにいんだよ?」と周りを探しながら言う。
「違う違うここだよ私は」カメラアイをしゃかしゃかさせアピールしてきた。
「このロボット使えばいいかなって思ってさ、苦戦したでしょ?」
「……っ!」まぁそうだけど、そうなんだけど!!さぁ!
ソラの野郎!!なんかムカつくなぁ アマァ…
「だから行こうと思ったんだよ、私一人でなんとかなるからって…まぁ何度も言うつもりないしいいけど」
「…いやでもこれ使えばお前結局、家にいても問題なかったんじゃん」
「……あっ、そっか」
バカだこいつ…




