10話「ははは。」
マジで死ぬかと思った。
あのあとソラの異常なまでのスピードにより俺と睦月は、ソラに抱えられその場から逃げた。
あの少女、聞くところ名前は霜月らしい。
その霜月は、追えないと察し追うのをやめ帰っていた。
……助かった。本当に死ぬかと思った。
俺と睦月は巫女ではあるものの、その場で変身することは、一般人にバレるからと睦月に止められたので、戦えないので、本当に助かった。
けど、これでまた、ソラの謎が増えた。
正体不明、異常なまでの戦闘力、スピード、そして俺と僚御を知っいてる。それは睦月と共通して言えることだが、なんで、俺は、こんなことに巻き込まれているのだろう…。
裕貴は、自分の手を見、考える。
この体に、自分以外のものがいる…のか?それとも、本当は、あっちが自分じゃないのか?なんて思ってしまう。
裕貴は、睦月と僚御とソラが作った料理を食べながら3人に囲まれ見られながらその料理を食べ考えていた。………食いづれーよ…
なんだこの状況、って上手いか言えってことだけどさ、まぁカレーは上手い、そして、このサラダ…まぁ不味いわけがないが、何せのせるだけだし、でも僚御が作れたわけで僚御の手が触れているわけであるからめっちゃ上手い、…そして、このハンバーガー…なんだこれつか主食があんのに主食って…まぁ本題はそこじゃない、このハンバーガー…パンは市販のものだしいい野菜もいい
が、このパテなんかウニウニしてておばあちゃんの肉食ってるみたいだし臭いがゲロみたいだ。
あとソースなんかネバネバするしなんか臭せぇし苦い。
つまりくそ不味い。
これを作ったのは、ソラ、ショートカットの茶髪で巨乳、Gカップはある。…うん
明るいというかバカっぽい。
そんな少女、なんと意外性が無いのだろう。
「バカじゃねえし!!ってかありますよ!意外性!!」と腕を組みおっぱいをそこに乗せ「ほら、こんなにいいからだしてて、そして、こんなにも可愛いくおしとやかな姿の少女が、料理くらい出来ないわけがないでしょ?」
「いや出来てねーだろお前!」
色々言いたいことはあったが、それよりも突っ込まなければならなかった。
おとなしくしてれば可愛いんだけどな。
「まぁまぁ、これからは、私と僚御ちゃんとでやりますから今日は我慢してください」
と睦月が裕貴に言う。 それにソラが「なっ!」
「おいおい、我慢って…教えてやれよ料理、そんでみんなでつくって食べればいいだろ?」とソラが可哀想だったので、睦月に言う。
「ですが、家事を分担した方がどちらにせよ効率がいいと思ったのですが…あっ、言い方が悪かったですね…えへへ、」ごめんなさいっと俺とソラに謝る。「そうそう、最初からそう言えばいいんですよ!」とソラ
「じゃあ、ソラさんは、お風呂掃除と洗濯をしてもらってもいいですか?」
「はい!」
そして、睦月と僚御は料理、ソラは風呂掃除と洗濯をすることになった。ソラ、大変だな、…あれってか俺の仕事は?
「あぁ、裕貴さんは、なにもしなくても大丈夫ですよ!裕貴さんは雄ライオンのようにしていてください!」と笑顔で悪意のない笑顔でそう言った。
こいつ、何か、ちょこちょこ嫌みな言い方しやがるな、まぁ本人は悪気があっていってるわけではないからいいが(可愛いから許す)
でもそうはいかないと、俺は掃除機をかけるのと、買い出しをすることにした。
飯も終わり俺は、リビングで僚御と睦月とテレビを見ていた。
「お風呂溜まりましたよー」とソラが風呂の方からリビングへ向かい言った。
「裕貴さん、お先どうぞ」と睦月
「…お兄ちゃん、一緒に入ろ?」と僚御
「僚御、お前もう、6年だろ?もうすぐ中学生だろ?恥ずかしくないのか?」俺も入りたいがさすがに変なきを起こしかねないので、俺は僚御をなだめた。
が、「…り、おと入るの……いや?」と少し眉を曲げ、下を向きながら言う。やめろや、そんな顔して言うの。断れないやないか……。
と、仕方なく、本当に仕方なく、僚御と久し振りに(1日振りに)風呂に入ることになってしまった。
と、その時ソラと睦月も入ろうとしてきたが、それは、本当に俺がどうにかなってしまいそうだったので、断った。




