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???① ~再誕の時~
「これが、父上を倒した連中のアホ面なのか?」
「そうでございます、真魔王さま。常に自分のことしか考えず、気に入らないものは片っ端から血祭りに上げ、面白いからという理由で我らの根城を二等分するようなクズオブクズでございます」
「ふうん、なんだか弱そうじゃな」
「ええ、ワタクシも正直油断しておりました。最初は優勢だったのですが、奥に財宝を隠しているとついうっかり漏らした途端全回復、魔法も必殺も連続で使って建物ごと粉々に……」
「そうか、お主も大変だったのじゃな」
「よかろう、ならばこの真魔王。奴らを恐怖のどん底に陥れ、お主らの積年の恨み晴らしてくれようぞ!」




