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聖剣はケツに刺す ~勇者だけど世界救ったら暇になった~  作者: ああああ/茂樹 修
第一章 勇者だけど世界救ったら暇になった
15/22

???② ~集結の時~

「わかったでしょう、真魔王様。奴がどれだけ残酷で、空気の読めない豚の吐瀉物以下の存在だと言うことが」

「そうですよ真魔王様。ウチがいうから、間違いないですって」

「だからね、機嫌直して下さい、ね? ほらペロペロキャンディあげますから。甘くて美味しいですよー」

「ウチも、楽しいやつ歌いますよ? 聞きます? 自信作なんですよ、『エルザisビール腹』」


「そ、それで魔王よ。新しい仲間を見つけたと言っていたが」


「ええ、まずはこの男。我々の崇高なる使命に共感して頂いた、人間界の危険人物です。何せ一人も殺さず一億もの賞金がかけられたのですから。さらに勇者に対する怨念も我々と比類できるぐらいなのです」


「その割には、愛らしい見た目をしているのう」


「本人の希望で、熊のぬいぐるみのような見た目に改造しましたので。こうすることで相手の気を引き油断させ……なるほどこの手があったか」

「おいお主、名はなんという?」


「ただ、リーダーとお呼びください」


「面白い顔だな、ちこうよれ」

「ヤッター」


「うわくさっ、おっさん臭っ。魔王こいつ雑巾臭いぞ」


「そうですね、次行きましょうか」


「彼女は、ええそうですね……正直意外だったと言いますか」


「そうかい? アタシは、前から本気の坊やと戦ってみたくてね。消化不良にならないぐらい、徹底的にね」

「まあ、互いに利害が一致しただけです」

「あんたのことはどうでもいいが、こっちも利用させてもらうよ、おチビちゃん」

「ふむ、不躾なやつじゃな」


「それとイノウエ、後で面貸しな。もっと面白い顔にしてやるよ」

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