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序章

誰かが叫んでる声がしたんだ

誰だか分からんけど、多分男だろう。

別にいいんだ。誰が叫ぼうが、誰が叫ぼうが

、誰が叫ぼうが。



無理だった


無理だった



くだらねえ正義感が俺を止めるんだ。

俺の無駄に筋肉が発達した足を止めたんだ。


「行くしかねえよなあ」


俺は叫ぶ声の方へと走り出していた。


それが正しかったのか、それとも・・・


俺はまだわからない。


今の俺にはまだわからない。


ただ、明日の俺は後悔していた。


明後日の俺も後悔していた。


なぜなら異世界に入ってしまったからだ。

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