幽体離脱!?(200文字小説)
りったん、ごめんなさい!
彼女が交通事故で病院に運ばれた。
急いで駆け付けたけれど、一足遅かった。
病院のベッドに横たわる彼女。
僕は涙がこぼれそうで顔を上げた。
「!」
僕は自分の目を疑った。
僕にははっきり見える。
ベッドの向こう側に彼女の霊が。
幽体離脱ってやつか?
けれど、僕は特に霊感が強いわけではない。
彼女が僕のことを愛するあまり、僕の前に現れたのか…。
彼女の霊が何かを言おうとしている。
「あのね、私は幽霊じゃないよ。双子の妹なの」
と、いうわけでした…。