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リア充への怨嗟は最強である

修行編ラスト


やたらキング○クリムゾンしますがご容赦くださいw

体感的には、数ヶ月経ったと思う。……飛ばし過ぎ?そんな修行風景なんて見てなにが楽しい。男と骨が組み手したり、じっと向かい合って時の操り合いをしたりしているのを見てなにが楽しいんだよ

……修行の結果だが、時については完璧だ。あと体術に関してもさらに磨きがかかったな


「次は空間についてだ」


時について合格サインを出された次の日(とは言っても陽が登ったりするわけじゃないから寝て起きたら次の日という感じだが)ようやく空間について教えてもらえるらしい


「空間をやる、とは言ってももうコツは掴んでるだろ?」


「あれだけスパルタにやられたらな」


グングニルに始まりミョルニル等、とちょっと待てと言いたいレベル神具を持ち出してきたもんな。……思い出したくない

そのおかげかしらないが、時だけじゃなくて空間の簡単な操作ぐらいならできるようになった

時を操るときも範囲を三次元で捉えないといけなかったから否応なしに上がったというべきか


「まずは、その空間を攻撃に転用する」


「転用できるのか?」


「正直、おまえの防御面は完璧だから」


ミョルニルによる雷の範囲攻撃の時に覚えた。というか覚えないと死んでた

半径五キロにも及ぶ大規模広域殲滅雷魔法を時を操るだけでどう躱せと?

……魔法、というか物質の動きを止めるにはその物の干渉力を上回るレベルの魔力が必要

俺は多いとは言っても神具の一撃を止められるほどの魔力は持ってない(数十秒なら可)


だから世界の位相をずらしてガードしたんだよな

例えるなら……運命的な世界の剣士が持つ鞘的な感じ?

……わかり辛いか


「空間でどうやって攻撃するんだよ」


「その物の位相をずらす」


亜空切だ……なんでもない。最近著作権とかの問題が厳しいからこれぐらいしか言えないが、その技に似ている


「それってさ……」


「おう」


「どうやって防ぐんだ?」


「相手以上の空間の力で自分の周りをロックする……ぐらいだな」


「空間の属性を持ってないやつは?」


「防御不可。高速をもって指定範囲から逃げるしか手はない」


「……」


俺絶句

精々物をいくらでも入れられる空間を作るとか、そういうおとなしい力を想像してたんだが……


「じゃあ、的を出すからそれを斬り裂いて見てくれ」


その出された的にあいつの顔がかかれているのは狙ったのか?


「おう」


イメージは全て遠きり(ry……次元の断層を自分の周りではなくその的のある位置で発生させる感じ。これが案外難しい。自分の周りならば、座標を指定するのが簡単なのだが、これは一から設定しなければならない


空間把握能力が足りない……


なにを隠そう、俺は空間ベクトルが苦手である

……むしろ得意な人の方が珍しい気もするが


「ちっ……」


使ってみたのだが、外した。目標から見て俺に近く、さらに左下にズレた場所の空間が大体五メートルに渡って切断される

五十センチでいいのにも関わらずだ

……調節が異常に難しい


「タイムラグもデカいぞ?ある程度の使い手なら余裕で回避できるレベルで」


「わかってる」


的だけを斬り裂く……。あいつの顔を……


「なんか、にやけてるぞ?」


「おっと……」


ポーカーフェイスには自信があったのにな。どうもあいつと離れられたことが嬉しくてしょうがないらしい


「自分の想いを叫んでも効果があると思うぞ?言葉は想像力を高めるからな」


自分の想いか……


「リア充は爆発しろっ!!」


あいつの顔を睨み付けながら思いの丈をぶつけてみた


……本当にあいつの顔(が貼られた的)が爆発したんだが。しかもその威力は的を粉々にするだけに留まらず、地面と近くにあったビルをえぐりとった

十分離れていたのにも関わらず熱を感じれた


「空間爆破……か。火の適正もあるんじゃないか?それにしても……基本をスッ飛ばして応用をやってみせるとは……」


リア充への怨嗟のエネルギーは凄いだろ


「まあ、威力の調節はする必要があるが」


えぐれた地面とビルを見ながら苦笑(カラカラと顎の骨を響かせるだけ)するヘル

……まあ、対人に使うにはちょっとオーバーだよな


「しかし、すごい穴だな」


道路の真ん中に空いた大体深さが一メートルぐらいのクレーター。的の高さも大体一メートルぐらいだったから半径二メートルの爆発が起きたってことだな

クレーターの表面や、周りの地面のアスファルトは溶けてぶつぶつとした凸凹ができていることから効果範囲はもっと広い気もするが


「今のは範囲はともかく狙いは正確だった。……原動力は微妙だったが」


リア充への鉄槌のなにが悪い


「まあ、後は反復練習あるのみ、だ。的を……そうだな……連続で50ぐらい潰せば上等だな」


100ぐらいの的が登場する。……前はスルーしたが、それはどこから出した?


「昔の自分が修行用に使ってた物だ」


「さらっと心を読むのやめてくれない?」


「声に出てたぞ」


おっと……


「とにかく、修行を始めろ。空間にも慣れたら次は時空……時と空間の複合属性を練習してもらう。……と言っても時空属性の魔法は異世界間転移ぐらいしか無いがな」


「ということは?」


「そこまで行ったら合格だ。俺から教えることはそれで終了。だから……頑張れ」


「よし……やってやろうじゃねぇか」


早く異世界に行ってみたいからな。俺だって男だ。魔法とかそういうのに憧れている

まあ……あいつは放置でいいか。なんだかんだ言ってハーレム築いて楽しく冒険してそうだし


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