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神が死んだ日
『神は死んだ』
この言葉は、かの有名なドイツの哲学者「フリードリヒ・ニーチェ」が残した言葉である。
この言葉は、西洋社会における絶対的なキリスト教的な道徳や、真理の価値観がその力を失ったという宣言である。
しかしそれは地球での話。
地球から約三十万光年離れたところにある球状星団。その中に、ある恒星の周りを回る惑星があった。地球から3番目に遠い生命の宿る惑星である。
その星での『神は死んだ』という言葉はより深刻で実質的で現実的な意味を帯びているのだ。
なぜならその日、その星からは神が消えたのだから。
その日、俺は煉獄の中にいた
その日、私は星彩の底にいた。
その日、僕は新天地の先にいた。




