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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ファンタジー 短編

おっさん冒険者、酔った勢いで御神刀を引っこ抜く

ナーロッパな和風世界。


中世ヨーロッパならぬ室町と江戸となんか平安が混ざっているであろう奈路坊なろまち世界を作ってみた実験作

 魔王在りし頃に組織されていた軍は既に解散し、魔王の遺したダンジョンから吐き出される魔物を狩るのは冒険者の役目である。

 天都(あまのみやつこ)は魔王討伐をもって軍の解散を命じた。しかし、世の魔物は滅せず、未だ脅威となり続けていた。そんな中、軍を離れた武人たちは自ら魔物討伐に乗り出し、自らを冒険者と称するようになる。乱立する討伐組織、時には組織間での争いまで巻き起こり、世の乱れ著しい限りであったという。


 その状態を憂いた時の天子は、冒険者の統括を行うギルドを設置し、最大組織のリーダーを討魔大将軍と同格となるギルドマスターに任じ、その取りまとめを命じることとした。こうして日ノ元には再び静謐が訪れることとなった。


 時代は下り、今は奈路坊(なろまち)、冒険者たちはダンジョンや森に分け入り日々の糧を得る事を生業とし、魔王討伐は遠い語りに聞くだけとなっていた。


 ここはそんな日ノ元は珊州の国である。


「クソ、あの巫女野郎、俺をCランクだと蔑みやがって」


 酒場で管を播く三十路冒険者の権六。


「そう言いなさんな、相手は大社の巫女さんでしょうが。今更お前さんが気にする事でも無いだろうに」


 隣でノンビリ冷奴を突く連れが宥めるようにそう言った。権六には全くもって納得できない話だが。


「おい、助兵衛。小さな(まち)とは言え、お前、川奥ギルドのギルマスじゃねぇか。何他人事なんだよ。お前の問題だ、お前の」


 権六は助兵衛に食って掛かるが、当の助兵衛は暖簾に腕押し。


「だって、相手は大社の巫女だよ?俺に何ができるっていうの。せいぜいゴマすりしてニコニコ気分よく送り出すだけが役目だよ」


 それを聞いてさらににらみつける権六。


「カミソリ助兵衛が何言ってんだ?」


 ギルマス助兵衛も元はAランク冒険者だった。二つ名は「カミソリ」。その名にふさわしいキレのある剣客冒険者として活躍していた過去を持つ。


「何言ってんの?もう40よ?俺。今更カミソリなんて、今じゃナマクラ助兵衛ってな」


 と、おどけて権六に返すギルマス。


「よく言うぜ、大社に巫女の派遣を頼んだ張本人が。おかげで小規模氾濫で収まったのを知らないとでも思ったか?」


 それを聞いてもニコニコ暖簾に腕押しなギルマスは冷奴を口にした。


「美味いねぇ、親仁さん」


 それにイラっと来た権六も酒を一本頼む。


「親仁!燗で一本!!」


 酒場の店主も元は冒険者、魔物に目をやられた事をきっかけに、強い光を避けるためにドワーフ謹製サングラスを常に愛用している。


「あいよ。それにしてもおめぇ、巫女の小娘なんぞ相手にならんだろう?」


 店主がサングラスの奥から睨んできたのが分かった権六は肩をすくめて言い返す。


「仕方ないだろ。助兵衛や親仁と違って魔法が使えないんじゃ、これ以上上がれねぇんだからさ」


 そっぽ向きながらそう言う。


「ランク規約上はそうだな。だがおめぇさん、パーティランクでみりゃあ、Aじゃなかったか?」


 この世の冒険者ランクは2つ存在する。ソロでの能力を示す冒険者ランク。そして、組めるパーティの指標となるパーティランク。ソロで多少ランクが低くとも、組む相手次第で活躍が期待できる場合は冒険者ランクよりパーティランクが高くなる。逆に、個の能力が高くとも、周りに危険をもたらすような場合は、パーティランクが低く規制される場合もある。権六の場合、魔法が使えない事で冒険者ランクはC止まりだが、その剣技や体術はAランクと変わらない。その為、魔法の支援を受ける条件下であれば、Aランクの能力を持つと評価されていた。


「それが原因でだよ。CランクがAランクのパーティに帯同してることがお気に召さないとネチネチグチグチと」


 と、権六は燗を煽る。


「おめぇさんが活躍するような事態にならなかったのが悪かったな。ああ、本来はその方が良いんだろうがな」


 と、店主が言い残して他の客対応へと向かった。


「そう言うこった、巫女の事は忘れて、何なら、そろそろこっちへ来るか?ちなみに、俺は未だ仕事が残ってるからそろそろ帰るわ」


 有能な指導員兼幹部候補として権六を誘う助兵衛の言葉だったが、今の権六には嫌味にしか聞こえていなかった。


「はいはい。お偉いさんは忙しいですからね。俺は生涯現役目指してるんで」


 それを聞いた助兵衛は笑う。


「ははは、弓聖光義でも目指のか?あの御仁は還暦すぎて未だ現役だったなぁ」


 そう言って去る助兵衛へジト目を向ける権六だったが、さすがに目指す先としては高み過ぎると言う気持ちがよぎっていた。


 一人になって飲み直していると、後ろの座敷から会話が聞こえて来た。


「東の廃社でゴブリンが出たって本当か?」


「ああ、間違いねぇ。ゴブリンハンターが出張って来る前に行ってみないか?」


 そんな会話をしていた。


 ゴブリンと言うのは一般的な魔物ではあるが、冒険者にとって実入りが多い訳ではない。オスは子供程度の背丈しかなくとても弱いが、何せ常に徒党を組んでいる。それに何より人間を見れば襲い掛かって来るのだから始末に負えない。


 そんなゴブリン唯一の収入源はメスである。


 醜悪な容姿をしたオスとは似ても似つかず、成人並みの背丈と中性的な容貌を持つその姿から、遊郭での引き合いがあるほどの人気者だ。

 それに何より、野郎どもにとっては勝ち気でなかなか手に負えない女冒険者よりも組みしやすい弱い相手とあって、ゴブリン討伐の際のご褒美とさえ目されている。案外、座敷の冒険者が狙っているのもそれであろう。ゴブリンハンターという、メスの取引を担う専門集団が出張って来ては、お楽しみなど望めないのだから。

 座敷の話を聞きながら権六は思う。ゴブリンが人間を狙うのだって、なかなか自分がメスに相手をしてもらえない腹いせに人を襲って代用してるのではないかと。ゴブリンにとって、人間の男女などそもそも関係ないのだろうから。


「もしかしたら、付いてる分お得とか思ってやしないだろうな?」


 権六はふとそんな考えが浮かんでしまった。


 ただ、それには訳がある。


 ゴブリンと並ぶ魔物にオークが居るが、コイツはゴブリンとは逆で、メスが主体となって活動しており、冒険者にとって垂涎の収入源はオスである。


 オークのオスにはゴブリンのメスと見まがう様な容姿をした幼体が居り、これがまた、冒険者に限らず人気を博すのである。


 つまり、付いている分お得状態。成体は男の敵であり、女の理想だったりするが。


 そんな益体の無い事を考えながら、煮物と燗を楽しむ。そして締めを頼む。


「親仁、ラーメン」


 珊州のラーメンは海鮮出汁のあっさり醤油なので締めにはちょうど良いと権六は考えている。隣国である安環のラーメンはボアを使った豚骨出汁なので、三十路男にはそろそろキツイ。


 ラーメンを食べ終え店を出たものの、予定よりも早い帰還で今日の宿を取り忘れていたことを思い出す。


「くそ、巫女の愚痴ばかり言って宿取るの忘れちまった」


 今から取れなくもないが、せっかく金があるのに敢えて素泊まりのいつものねぐらを目指す気にもならなかった。


「いっその事、今から例のゴブリンの巣でも荒らしてやろうか?」


 などと、ムシャクシャした気持ちをぶつける先を考えるほどには酔いが回っていた。


 そして、何を思ったかそのまま門へと向かい、固く閉ざした門の脇にある扉を覗く。


 そろそろ田植え時期と言う事で、水田の水を見に行く農家の為に勝手口が解放されており、要領を知っていれば誰でも出入りが出来る。


 坊を出た権六は記憶を頼りに東にある廃社を目指した。少し歩くと水田が広がり、所々で星の光を反射する水面が顔をのぞかせていた。まだまだその数は少なく、水を見に来た百姓も見受けられない。


 しばらくそんな田んぼのソバを歩んでいくと小山へと道が続いている。廃社はその道を登って今では怪しい小径となった石段を上った先にある。


「こんな近くにゴブリンの巣があるとは思えねぇんだがな?」


 小径を見ながら頭を掻く権六。


「ま、所詮は噂話か。居たら居たで気晴らしにちょうど良いだろ」


 そう思い直して小径を登っていると


「グギャギャ」


 というゴブリンの警戒品鳴き声が聞こえた。


「居やがったよ」


 舌なめずりをして刀を抜く。そして、おもむろに鳴き声がした方へと駆けていき、袈裟掛けに振り下ろした。


「さて、一匹」


 そう言って周囲を見ると、いくつかの気配を感じる事が出来た。


「ひい、ふう、みい。うん、巣って程じゃねぇな。ハズレだ」


 ガッカリしながらも、憂さ晴らしに見えたゴブリンを次々と斬り捨てていく。


 都合10匹も居なかった。巣を作っていたというより、森から流れて来た逸れ集団であろうと結論を出す。


「つまらん。メスでも居りゃあ良かったんだがなぁ」


 そんな事を言いながら、崩れ落ちた社へと歩み寄る。そこは人が住めるような環境ではないが、ゴブリンの小集団が風雨を凌ぐ程度なら可能だと思われた。


「こんなモンが残ってるからゴブリンが巣くっちまうんだ。さっさと潰しゃあいいのによ」


 めんどくさそうにゴブリンの取りこぼしが居ないか調べてみるが、メスはもちろんの事、どうやら生き残りは居ないようだった。


 権六は一度周囲を確認し、一息ついて八相に構える。


 そのまま息を整え、集中する。ふーっと息を吐き、全身から気を放ち、それを刀へと集めていく。気がどんどん刀へと、そして切っ先へと集まった事を見極め


「倒覇斬!!!」


 気を投射するように刀を振り下ろすと、朽ちた社へと気が衝突、脆くなった建物の一部が音を立てて吹き飛んで行った。


 魔法の付与が出来ない権六だったが、それでも技が無い訳ではない。魔法が扱えない事で悩みながらも編み出したのが、魔法の代わりに気を纏わせ打撃を与える【倒覇斬】であった。並みの魔法剣術の威力を超えた技ではあるが、如何せん、連続使用が出来ない。長時間の溜めが必要で、威力こそ一級だが使いどころが限られるピーキーさがあった。


「魔法みたいに持続すりゃあ、言うことないんだがな」


 自重しながら崩れた瓦礫を眺めていると、ある事に気付く。


「やっべぇ、御神体置いたマンマかよ、ここ‥‥‥」


 瓦礫の間からのぞく刀の柄。奉納品であろう刀がある問う事は、御神体もそのままという可能性が高い。


 だが、そこは冒険者である。時には朽ちた寺社や館の探索だってやる。知られていなかった刀があるなら俺のモノ。そう気持ちを切り替え、刀へと歩み寄っていった。


 しかし、瓦礫もろとも吹き飛ばしたのだと思った刀であったが、どうやら何かに刺さっているらしい。


「何だ?こりゃ‥‥‥」


 柄を握ると自分が吹き飛ばしたにしては深く刺さっていることが分かった。そこから推測できるのは、この刀自体が御神体と言う可能性。


「御神刀っていやぁ、こんな末社のモンでも値打ちがあるんじゃないか?持って帰れば酒代以上になるだろう」


 そう考えて引き抜いてみることにした。


 思ったよりも力を要したが、刀は台から抜け、その刀身は月明りを反射している。


「もう随分と手入れもされていねぇだろうに、さすが御神刀。ちょっとやそっとじゃ錆てねぇ。コイツは掘り出しモンかも知れねぇな」


 権六はそれが今日の胸糞パーティの報酬より上かも知れない事に気分がよくなった。もはや巫女の事などどうでも良い。そう思いながら月明りにかざして刀身をなめる様に検分していると、背後から気配がした。


「誰だ!」


 御神刀を構えて振り向くと、そこには自分より長身の人物が立っていた。薄暗い貫頭衣の様な物を身に纏い、髪は背中まで伸びている。薄く月明りに浮かんだ顔は非常に整っており、見惚れるほどである。そして、実際に見るのは初めての


「尖り耳?エルフか?お前」


 相手の素性も、どうやって背後を取ったのかもわからない。いきなり現れたようにすら感じるほどの薄気味悪さを感じた権六は警戒しながら周囲にも気を配ってみたが、他に何かが居る様子はない。


「ほう、珊備津久根(さんびのつくね)を扱うか。珊討武尊命(さんとうたけるのみこ)では無いな。誰だ?お主」


 凛とした声を聞いた権六は、その美声に心を奪われながら、その内容に考えを巡らせた。そこには思い当たる節がある。

 遥か幼少期に聞かされた寝物語では無かっただろうか。


「珊備津久根だと?そんなものが実在するってのか?だいたい、珊討武尊命なんてのは、千年は昔の神さまじゃねぇか」


 より警戒を強めて眼前のソレと対峙する。


 寝物語の内容が確かなら、目の前に居るのは珊討武尊命が倒し封印したという森の大比命(おおひめ)、絶大な魔力と4町(436m)先を正確に射抜く弓を扱う森の女王と言う事になる。


「千年‥‥‥、お主はアレの胤か?」


 相手が森の女王と知ってなお、見惚れる様な美貌と心奪われるような声に翻弄されていた。そんな状況でも何とか相手の言葉について思考する。


「いや、俺は冒険者だ。天統なんかじぇねぇぞ、精々、邑頭一党の端くれってだけだ」


 珊州に点在する(ムラ)を束ねる一党。ようは豪族だ。(マチ)の長に比べたらどうという事もない田舎者。権六はそんな一族のひとりであった。


「冒険者?何のことか分からんが、そうか、邑頭のう。あの種牛が振りまいた胤ということであろう?」


 権六は女王の言葉が理解できなかった。


「いや、だから‥‥‥」


 そんな権六を置き去りにして続ける女王。


「お主が珊備津久根に込めた魔力を見れば、アレの胤であることは見間違うはずもないわ。そうか、アレの姿はよほど歪んで伝わったと見える」


 そう言って語る珊討武尊命の勇者列伝に呆れかえる権六。実は単なるプレイボーイにすぎず、そこかしこで浮名を流して遊び回った末、当地を支配する女王を怒らせ、戦いが生起したという、何とも身も蓋もない話であるらしい。


「聞かなきゃよかったよ、そんな真実‥‥‥」


 呆れる権六。


「気にするでない。妾を殺さず封じたうえ、エルフとアレの胤を生かした事、今さらどうしようとも思わん」


 そう言ってほほ笑む姿に硬直した権六だった。


 魔腕身動きが取れない権六を余所に、女王は何やら呪文を唱え、一つの鞘を出現させた。


「お主の魔力を押し留めるには、この鞘でなければ無理よの」


 そう言って差し出された鞘を無意識に受けとり、権六はそんな自分に驚愕してしまった。


「ふむ、妾の魔力に接して無粋な山鳥が出て来おったわ」


 そう言って女王が見据えた方角へと視線を向けると、見えてはいけないものが目に入る。


「ドラゴン‥‥‥」


 権六がそう呟くのを余所に、女王は何やら呪文で紡ぎ出しているところであった。


 出来上がった物は見た事もない、そもそも何に例えたらよいのかすら分からない。敢えて言うならホラ貝だろうか?貝に骨なんかあったかは別として、権六にはその様にしか表現できなかった。


 そのホラ貝の様なナニカを弓の様に構え、同時に出現させていた矢をそこへ番えた。それを見てようやくそれが弓であるらしいと理解した権六。


 女王が弦から手を離すと空気が弾け轟音が鳴り響いた。その数舜あとには、空に浮かんだドラゴンを射抜いたのだろう、絶叫を残して墜落する姿を目にする事になった。


「あ、ありえねぇ‥‥‥」


 唖然とそれを眺める権六だったが、女王は平然と権六に言ってのける。


「妾には普通の事。山鳥ごとき的でしかないわ」


 じゃあ、なぜ刀ゴトキに負けたのかとは聞けない権六だったが、それが顔に出ていたのだろう、女王はさらに続ける。


「珊備津久根であれば、山鳥を墜とすことは造作も無かろう?お主の力量ならば簡単な事よ。アレの胤」


 事も無げに言う女王へと視線を向けるが、どうにも噓とは思えなかった権六は、おもむろに御神刀を鞘から抜き、先ほどの様に八相に構え【倒覇斬】を放ってみる。


 轟音と共に木々が倒れて、吹き飛び、一筋の道が出来上がっている。ふと女王を見るとどこか自慢げだ。


「その力、我が血族と見えるわ。名を何という?」


 女王の問いに対して名乗る権六。


「そうか、権六よ、お婆をあないせい。千年後の世界を妾は見てみたい」


 いきなり血族だと言い出す女王にどう対応すればよいか分からず困り果てた権六だったが、機嫌を損ねるのは悪手と、女王に調子を合わせる事にした。


「あ、今日は泊る所がねぇからここで野宿で良いか?お婆様」


 これから権六がどうなるのかは誰にもわからない。

 


 



 

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― 新着の感想 ―
[気になる点] それを聞いてもニコニコ柳に腕押しなギルマスは冷奴を口にした。とありますが柳に風もしくは暖簾に腕押しではないですか?
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