プロローグ
はじめまして。初めて書いてみました。よろしくお願いいたします。
恥の多い人生を送ってきました~どこかの小説家の言葉通りの人生だった。
3歳で母を亡くし父子家庭、自分の殻に引きこもり人との距離感がわからないまま時を重ねた。
気づいたら親しい友人もできぬまま大人になった。
引きこもっていた際に大量に読んだ本のおかげもあってか
仕事はそれなりに出来たが、仮面を被り自分という人間を一切見せないようにした。
仕事以外の時間に何をしたらいいのか全くわからないまま。いつの間にか時は流れ
現在、病に倒れ人生を終えようとしている、、、
恋愛もせず、結婚もせず、自分以外との人との関りをを一切絶ってきた。
自分以外の人間は何を考えているかわからない、、、怖かった。
どうせ人間は結局一人だ。そう思って生きてきた。
ただ、こうして最後の時に思ったことはただ、、、ただ寂しかった。
いったい自分は何のために生きたのだろう。
何のために生まれてきたのだろう、、、自分は人生をめいいっぱい生きたのだろうか?
そんな考えが頭をよぎり気づけば自然と涙がこぼれた・・・もしやり直せたら
違う生き方をしてみたい。こんな自分でも勇気を出して変わりたい。
なんで最後にこんなことを思うんだろう。
薄れていく意識の中で、もしやり直せたら、、、次は、、、そうして意識が途切れた。