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現代×魔導 第一章 第五話 呪詛魔導士事件  作者: マグネシウム・リン


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エピローグ

 なでつけた黒い髪/体格にピッタリ合った黒いスーツ=神経質に寸分の違いも許さない/蜂のように緻密な計画を作り上げる男=魔導士/探求者/常磐の会長=肩書は時と場合に応じて増やしてきた。

 富士山麓(ふじさんろく)の常磐興業の本社/施設の半分は魔導機関の発電施設=関東から中部地方の殆どのエリアをカバー。

 もう半分が本社ビル=その頂上のペントハウスが会長室兼私室/しかし役員会の決定で軟禁状態。

 直立不動の会長=その周囲に浮かぶ立体映像の群れ/いずれも最新式/科学と魔導の融合した技術。

 その映像群のひとつ=旧東京の潰瘍監視基地のCCTV(監視カメラ映像)/指向性マイクの音声付き。

「リン、頼みがある」

 顔なじみの魔導士=召喚の魔導士。

「何よ。エッチな頼みなら聞いてあげるけど」

 小さい保安隊員=たしか下半身を機械化した兵士だった。実弾演習中らしい。

「いや、ん? 逆だろそれ」

「アハハハーじょーだんよ」

「その銃で俺を撃ってみろ」

「はー? 頭が湧いたの? 仲間に銃を向けるなんてあたしの侍魂が許さないんだから」

「大丈夫。どのみち当たっても怪我しないから」

「んーじゃあ撃つけど。本当に大丈夫?」

 (いぶか)しげに赤く染めた左右非対称(アシメ)の髪が揺れている=戦士の証か。

 音割れ=銃声/映像を一時停止。

 数十メートル離れていたはずの魔導士が姿を消す=同時に硝煙がたなびくライフルをいなして(・・・・)制圧していた。

 逆再生=毎秒1万フレームで確認/ひとつのコマで消え、次のコマでは瞬間移動をしていた。

「なるほどなるほど。おもしろい」会長の独り言「“ナマズが金の玉を生む”とはこのことですね。召喚の魔導士、いよいよ宇宙の真理に近づいた、ということでしょうか」

 不敵な笑み=彼は味方/味方の戦力が増えたのならそれで良し。

 手を振る/モーションセンサー=映像の群れが回転して次の映像。

 大海原/(なぎ)の太平洋のそのどこか/偵察衛星からリアルタイムで届く映像。

 拡大=両手でピンチアップ。

 旧アメリカ海軍の原子力空母=その広大な甲板の上を行き交う小さい人影。

 魔導陣に沿って車座に魔導士たちが座っている=その中央にあるのは巨大なヒト=肉塊。

生まれたての子鹿のように立ち上がろうとしているが重力に負けて膝が崩れ落ちる=腐った肉塊がボトボトとこぼれて海面を赤く染め上げた。

「はぁ。人為生物ですか。まさかと思っていましたが、まさかとは。新世界協会(NWF)もやってくれましたね。真理を追い求めるのは結構ですが、度が過ぎています。レンゴーもこれについて無関心を貫いていますし。はぁ、まったく」

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