平和な日常の崩れる音色
初めての小説投稿です。
前にタイトルなどを間違えて投稿してしまったので新しく投稿しました。
ラストシーンでは全世界中を泣かせるつもりです。
俺は他の人間と少し違う。
そのことに気がついたのはまだ6歳の頃だった。
俺は「魔法」が使える。
どうやら俺は魔法陣のようなものが左肩に刻まれているからか両親に捨てられてしまったらしい。
そして児童養護施設に引き取られたようだ。
まあ、そんなことは今はどうでもいい。
俺はその日から自分の使える魔法について研究してノートにまとめてきた。そんなことに問題は無い。なにが問題かと言うと…今、そのノートを施設一頭の切れる友人の敬に見られてしまったからだ。
「お前俗に言う厨二病ってやつなのか…?」
「違う!けど…そのノートに書いてあることが本当だって言ってもどうせ信じてくれないだろ?」
「まあ普通なら信じないだろうな、実際俺は信じてない。本当だって言うんなら何か見せてくれよ。ほらこの指定した物体の位置を変えるテレポートってやつとか。」
不敵な笑みを浮かべながら敬は言う。
「絶対に誰にも言うなよ?」
「もちろんだよ」
「分かったよ。ほら」
俺はそう言って例のノートを敬の手から自分の手の上に移動させた。
敬は驚いているようだった。
「ほら、本当だろ?」
「おお…確かに本当だな。けどそんな簡単に見せてよかったのか?俺がお前のことマスゴミに売るかもしれないぞ?」
「俺はお前がそんなことするような奴じゃないってことを知ってるからな。」
「はぁ…まあな、けど気を付けろよ。他の奴らに教えたらそいつらがお前のことを絶対に売らないって確信はないんだからな。」
まあ、それはそうだろう。むしろ言わない方がおかしいまである。
「ああ、気を付けるよ」
「何あんた達話してんのー?」
大事な話をしてる時に割り込みやがって…この声はきっと亜夜だ。
俺の使える魔法について話してたなんて言ってもきっとこいつは信じてくれないだろう。
「なんでもないよ」
「ところでお前明日誕生日だったよな。」
「うん」
「えっ!?そうだったの?私にも言ってよ!」
「12歳にもなってわざわざ誕生日なんて教えねーよ」
「じゃあなんで敬は知ってんのよ!」
「何年か前に教えたのを覚えてただけだろ…」
「2人共…一旦話を戻そう。」
「「ちょっと早いけど誕生日おめでとう!真司!」」
「ありがとう敬、亜夜。じゃあもう遅いから寝るね」
「おやすみ」
「おやすみ」
そう言って俺は深い眠りについた。
もう朝か…とりあえず食堂に言ってお茶でも飲もうと思い廊下に出た。
「あっ!真司君おはよう。誕生日おめでとう!」
朝から眩しい笑顔を振りまいているこの女性は児童指導員の彩乃さんだ。
「ありがとうございます彩乃さん。」
「そういえば真司君宛に手紙が届いてたよ。ほらこれ。」
誰からだろうと思いながらもその手紙を受け取る。
「誰からでしょうね。部屋に戻って読んできます。」
「またねー」
とりあえず部屋に戻り手紙を読んでみる。
そこには信じられないようなことが書いてあった。
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