ぷろろーぐ!!
頭が痛い。
ズキズキと痛む頭を抑え、呻く。
えー何コレ。何でこんなに痛いの?俺どうなってんの??
『…………っ!!』
ん?なんか聞こえた気がする
『………上っ!!』
なんだかよく聞こえないなぁー。もっと大きな声で言ってくれよ。
『……父上っ!!』
父上?誰が??
『起きて下さい!父上っ!!』
あはは、お父さん呼ばれてますよ。早く起きてあげないと。早く起き…て、起きて?
「父上っ!!」
パチリ。
「やっと起きたんですか?早く着替えて下さい。今日は叔父上がいらっしゃるのですよ。」
そう言ってぷりぷり怒っているのはまだ5、6才の少年。柔かなミルクティー色の髪は妻譲りのもので、コバルトブルーの瞳は俺譲りのものだ。俺に似てしまったやや悪い目付きを除けば、将来が期待できる美少年。
にしても…妻?俺譲り??
「父上!!」
「あー、うん。すぐ行くよセルジオ。」
どうなってんの??
プロローグなので短いです。
次回からは少しずつ分量を増やしていきたいと思います。
なお、私は文字を打つのが遅いので、更新はかなりゆっくりになります。ご了承ください。
初ファンタジーです。
暖かい目で読んでいただけると幸いです。