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TS美少女の甘くて優しい生活  作者: 月石梅雨
第1章
6/8

空大はヒナタお姉ちゃんを起こしたい

遅れてすみません。

ストックを補充してるので更新はこの夏休みは遅れます。ご理解頂けると幸いです。

さて、今回は空大視点です。

やぁ、雨宮空大だよ。みんな覚えているかな?


さて、僕は今から寝坊助のヒナタお姉ちゃんを起こしに行くんだ。

もう一時なのに起きてこないもん。


後、お姉ちゃんと遊びたいんだ!

……中学生になってもお姉ちゃんと遊びたいのは変かな?


まぁ、一緒にゲームするってだけだからね!

これくらい普通!普通!


そんなこんな考えてたらお姉ちゃんの部屋の前に来たよ。


ふふっ、そうだ!お姉ちゃんに寝起きドッキリをしよっと!


僕はそーっと扉を開ける。

床はカーペットが引いてあるから、足音はならない。


どうだ!僕の完璧な作成は!

ふふふ、ノーベル賞間違いなしだよ!


よし、お姉ちゃんの前まで来た。

シーツにくるまって寝ている。


……よく見るとお姉ちゃんの寝顔可愛いんだけど。

お姉ちゃんは僕より少し背が低いからね。

妹にも見えないことも無い。


まぁ、いいや!



「お姉ちゃん!おはよう!」



大きな声を出して起こしてみる。

ふふふ、これならびっくりして飛び起きるだろう!


でも、実際は



「うみゅ?おいで、かなた…。よしよししてあげる…」



お姉ちゃんに引っ張られてベッドの上に乗っかる。

そのままよしよしされてしまった。


はうっ!お姉ちゃん!?何!?逆ドッキリ!?

あ、でも安心する…。なんだかあったかい…。

お姉ちゃんのぬくもりを感じる…。



「って!ダメ!お姉ちゃん起きて!」


「くすぅ…」


「え?寝てる?」



はえーよ!寝るのはえーよ!


僕はベッドからおりようとしてもお姉ちゃんが腕を掴んでいて降りれない。


僕はどうしたものかと考える。

ん?お姉ちゃん何か言ってる?寝言?



「くふふ…かなた…。そこは……触っちゃ……ダメ……」



夢の中の僕なにしてんの!?実の姉になにしてんの!?



「かなたの……えっち……」



もうダメだよ!言い訳出来なくなったよ!?

年齢制限引っかかるよ!?


あわあわしてるとコンコンとノックがされた。


あ、不味い。



「失礼します。ヒナタ様、昼食はどうされ……何やってるんですか?空大様」


「あ、いや!違う!お姉ちゃんが!」


「何が違うんですか?実の姉に襲いかかって…。

幾ら空大様が思春期だからって実の姉を襲っていい理由にはなりませんよ?」


「襲ってないよ!?何言ってんの!?」



すると、メイドさんはお姉ちゃんの枕の傍から何かを取り出して


ピッ



『くふふ…かなた…。そこは……触っちゃ……ダメ……』



はうあ!?なんで録音機が!?



『かなたの…えっち…』


「もう言い訳は出来ませんよ?空大様。どうぞ自首してください。

今なら罪は軽いです」


「あぁ…終わった…。どうしてこうなった…」



僕は膝から崩れ落ちる…。


今から僕は出頭するよ…。実の姉を襲った性犯罪者としてね…。



「まぁ、冗談ですが」


「え?」


「いやまさか本気にしてましたか?

いやあ冗談を本気にするとはまだまだ可愛いですね。

まぁ、本当に空大様がヒナタ様に襲っても多分慈愛の心で受け入れると思いますが。

多分、その前に投げ飛ばされてますが」


「え?どっち?」


「まさか…!本当に襲いかかりたいのですか!?

確かにヒナタ様の銀の髪はサラサラで、綺麗な体をしていて、優しく、包容力のある方ですが…」


「ちゃうわ!てか、お姉ちゃん僕を投げ飛ばせるほどの力あるの?」


「ありませんけど?なんならプルプルします」



僕を投げ飛ばそうとしてプルプルする姿…。

可愛い…。って違うんです!僕は無実です!



「ん…?どしたの?二人とも…」


「「あ…」」



お姉ちゃんが起き上がるとなんか、シャツ一枚だけしか着てないように見える。

何?僕の性癖を歪まそうとしてるの?



「お姉ちゃん?その…一応聞くけど…下着は履いてるの…?」


「…見る?」



何言ってるの僕の姉は。見る?どゆこと?


戸惑っていると、お姉ちゃんはシャツのボタンをどんどん外す。



「あ〜!!!!ストップ!!!!いい!見せなくていい!」


「そう……」


「てか、神崎さんも止めて下さいよ!メイドでしょ!?」


「いえ、普通に私は見たかったので」


「何言ってんの!?このメイドは!?」


「女の子同士、別に構わないと思いますが?

あ、空大様は見た瞬間、頭を殴って気絶させます」


「理不尽!」



やばい!このメイドおかしい!お姉ちゃんも!


はぁ…疲れた…。

ドッキリなんて考えなきゃ良かった…。

遊ぶのはまた今度にしよっと。


僕は部屋を出ようとして



「かなた…」


「何?お姉ちゃん」


「見たかったら…何時でも言ってね…?」


「頼まないよ!?」


「あ、では後で見せてください」


「神崎さんは何普通に頼んでんだよ!この駄メイドが!」


「チッ…」



え?今舌打ちされた?神崎さんってメイドだよね?


今度こそ僕は部屋から出た。

お姉ちゃんを起こすって結構難しいんだね…。


空大「これが僕の思春期の始まりだった……」

メイドさん「サイテーですね」

空大「冗談だよ」

メイドさん「サイテーですね」

空大「なんで!?」

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