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旅立ち

そうして、私は旅に出ることにした。早速荷物をまとめ、次の町ディンスタークタウンへ向かうことにした。まずは、鉄砲を売ってくれた商人に挨拶をしに行った。


「そうかい。旅に出るのかい。寂しくなるね。よかったら、付いていかせてくれないか?」


「ごめんなさい。また、戻ってきたらお願いします。一人旅に憧れているんです」


「そうか。いい装備見つけたら仕入れておくよ」


次に、お世話になった教会の大司教にも挨拶をしに行くことにした。


「そうか。旅は一人では心細かろう。知り合いに頼んでみるから、今日は泊まっていきなさい」


「では、お言葉に甘えて」


そう返事を返した時には大司教は走り出していた。


私は風呂に入り、寝た。


翌日、大司教は騎士を連れてきていた。太陽のような金色の髪とエメラルドグリーンの目をした端正な顔立ちの女性だった。

「エメラルド=ゴールデンだ。よろしく頼む」

「ショコラ=キャンディーロールです。よろしくお願いします」


二人とも挨拶し、旅に出ることにした。エメラルドの歓迎会もかねて、ショコラは行きつけのカフェに案内した。

その道中、二人は身の上話をすることにした。


「私ドラゴンの末裔なの。あの邪龍王デヴィルとは血縁関係ではないけど」

「そうか。私はモンタークシティの王直属の騎士だ。よく見回りに駆り出されていてな。多分名所よく知っていると思うからなじみのところあったら案内するよ」


そのような身の上話をしているうちにショコラの行きつけのカフェに着いた。


「落ち着いた雰囲気の店だな。心が安らぐよ」

「マスターさん、いつものお願いします」

「わかりました。いつものキャラメルマキアートですね」

「じゃあ、私も同じものをお願いします」


「で、これからどうするんだ?」

「そうね、私は世界を回って邪龍王デヴィルを討伐する気だよ」

「そうか。私も王から許しを得て、邪龍王デヴィルの討伐に付いていくことにした。最初討伐を試みているのが僧侶だと知って驚いたけどな」

「なら、どちらから行く?」

「あたしはディンスタークタウンの方から回るのがおすすめだよ。近いのはチューズデータウンの方だけど。インフラが整っているのはディンスタークタウンの方だね」

「なら、ディンスタークタウンから行こう」

「おいしい店あるから案内するよ。明日発つのでいいかな?」

「うん。いいよ。明日が楽しみ」


こうして二人は同じ宿に泊まり寝食を共にした。


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