昇級試験2
さて、スライムを倒しゴブリンも倒した私。次はいよいよBランク魔物であるウェアウルフだ。さてウェアウルフの見た目は背の高いオオカミのようなものだ。鋭い牙、逆立った毛、速いスピードと桁外れのパワー。今までとは核の違う敵だ。さて攻撃を受けるとひとたまりもないと思った私は、先手必勝とばかりにアンデッド化呪文を使った。
「キラキラふわわー」
ピンク色の光が敵を包み、敵が薄くなった。そこに例のドキキラを使い全力で倒した。なんの危なげもなく倒せてしまった。
さて、次はスケルトンアーチャーだ。耐久力はそれほどないものの攻撃力、特に遠距離においてはかなり手ごわい。ただ、最初からアンデッドなので回復呪文で倒せそうだ。
ということで、目があった瞬間から矢が雨のように降り注ぐ。そこで、光のスピード増強魔法で一気に近距離に近づき光魔法で物理攻撃をする方針に変えた。
「ホーリージャンプ」
いっきに地面をけるとスケルトンに拳をぶつけた。加速した勢いの乗った拳はスケルトンを遥かかなたまで吹き飛ばし、消滅させた。これで、Aランクだ。なぜ一匹ずつかというと魔力コストの兼ね合いらしい。
次に出てきたのはドラゴン。Sランクの魔物だ。どこかの親戚の子かもしれないと思うと倒せないので棄権した。これで私はAランクになった。聞くところによると、あの腹の立つ勇者もAランクらしい。
それは目を付けられるわけで、勝負をすることになりそうな雰囲気がプンプンしている。まあ、それはおいおい勝負するとして、今日の晩御飯はサラダとハンバーグだ。ハンバーグはスパイスが効いていて、とてもジューシーでサラダはドレッシングが最高だ。
今日は安心してよく眠れた。