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第五十二話「チャードル(着替え)」
空高くの昇った太陽の陽射しが、僕の肌をジリジリと焼いていく。
今日の気温は、昨日の気温よりも少し暑い。
「よし、着替えをしよう。」
無論、着替えは無い。
服の着方を変えるのだ。
裸エプロン、もといカンガの結び目を解いて、着ていた服を脱いで全裸になる。
振り返って尻や背中を見れば、結び目のあった腰の部分以外がうっすらと赤い。
裸エプロンの跡が、日焼け跡としてクッキリ残っているのだ。
失態である。
尻や背中を出した着こなしをする時は、これから気を付けよう。
気を取り直して、着替えである。
白い布を大きく広げて、それを雨合羽のようにして頭からすっぽりと被り、残りの白い布で体全体を包んでいく。
直射日光が避けられない砂漠や荒野では、このようなゆったりとした着こなしで直射日光を避けるのだ。
仕上げに、首元で蔦をキュっと縛って着替え完了である。
くるりと一回転をして、今日の服装を確認する。
見た目としては、イランにおける女性の伝統衣装“チャードル”が近いだろうか。
うん、今日もいい感じである。
※チャードル:黒色の布で顔面以外の全身を覆った服装。




