第四十一話「寝床増設の下準備」
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昨日の寝床を目指して荒野を進みながらも、落ちている木の枝を拾い集めることは欠かせない。
原始生活を営むにおいて、木の枝は欠かせない資材となるのだ。
荒涼とした赤土の広がる荒野を歩いていると、遠く視線の先に、折り重なるように積まれた枝の小山が見えてきた。
「閑散とした荒野には、アカシアのバリケードがよく目立つな。」
見晴らしのいい荒野を寝床にすることは、それなりの危険を伴う。
この見晴らしのよさは、捕食者とも共有している風景なのだ。
ここが謎の肉食動物の縄張りの外であることを、心の中で切に願う。
5歳児の体で移動できる距離は短く、単純距離で考えれば、この荒野とて謎の肉食動物の縄張りである可能性は高い。
この荒野に持てる希望は、崖や急勾配のある登り難い岩山の地形と、乾燥した荒野の気候を謎の肉食動物が好まないという可能性のみである。
不安は大きいが、僕は荒野を寝床にすると選択したのだ。
「腹を括って寝床の増設をしていこう。」
今は前に進むのみである。
アカシアのバリケードで囲った寝床の中に入り、拾い集めてきた木の枝を地面に降ろす。
まずは、増設のための下準備として、拾ってきた木の枝の選別を行おう。
細く短い枝は焚火用に、太く長い枝は寝床の増設に使うのだ。
カランッ カランッ
乾いた木の枝と枝の当たる音は、軽やかで心地いい。
続いて、石ナイフを使って蔦の断面に十字の切り込みを入れ、蔦を4本に裂いていく。
蔦は、細く引き裂かれることでその柔軟性を高める。
蔦の太さは、直径にして約1cm。
柔軟性を高めた蔦は、木の枝と枝を結んで固定する紐としての使い勝手がよく、寝床の増設に有用な資材となるのだ。
あと、蔦を4本に裂くことで、紐として使える量が4倍になったことも地味に嬉しい。
使える資材の多さは、何よりの武器となるのだ。
「下準備はこんな感じで大丈夫かな。」
それでは、寝床の増設を開始しよう。
【持ち物】
白い布
蔦の命綱
石槌
石ナイフ
大腿骨
木の枝←NEW
蔦の紐←NEW
【スキル】
木登りLv.1
崖登りLv.0
火おこしLv.1
【生産】
蔦の命綱
蔦の紐←NEW
アカシアの防護柵
石槌




