6.進化、後にスライム軍団
今回も長めです。
《種族名スケルトンの進化要請を確認…受諾しました》《スケルトンファイターへと進化を開始します…完了しました》《進化をしたことにより進化ボーナスを受領を開始…完了しました》《進化ボーナスによりスキル鑑定のレベルがLV5に上がりました》《スキルダメージのレベルがLV3に上がりました》《進化によるスキル適性を鑑定…完了しました》《進化により剣技・刀技を獲得しました》《スケルトンの進化により死者の心を獲得…取り込みました》《死者の心を取り込んだことにより称号『邪神への道』『悪神の魂』の効果を強化しました》
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
…ん…何か冷たいものが口に当たっているみたいだ…。それにさっきからいろいろなところをツンツンされマッサージをされているようで気持ちがいい。おぉ、今度は骨がジュウジュウと音をだしている。これもなかなか………ジュウジュウ?瞼を開けてみると…ギャァァァァァァァァ!!な、ナンジャコリャ!周りにはスライム、スライム、スライム…と続いている。ちょっと鑑定…《スライム》《スライム》《スライム》《スライム》《スライム》《スライム》《スライム》《スライム》《スライム》《スライム》《スライム》《スライム》《スライム》《スキル痛感軽減がLV3になりました》《スライム》《スライム》《スライム》《スライム》《スライム》か、かい、解除〜……。死ぬかと思ったぜ!いつのまにか痛感軽減のレベルが32まで上がっている。喜んだほうがいいのか、はたまた怖がったほうがいいのだろうか…。いや、普通に恐ろしいな。でもまぁレベルが上がれば大丈夫だよな?大丈夫だよな?とかこんなことを考えてている間にもスライムは俺を倒そうと頑張っている。ふ、ふ、ふ、俺にはそんなダメージ入らんのだ!あ、やめて!酸は溶けちゃうから!溶けちゃうってばぁぁぁ!もう、俺は怒ったぞ!皆殺しダァァァア!俺は剣を両手に持ち、それを振り回しながら〜…全速前進ヨーソロー!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
何分経ったのだろうか。俺は剣を振り回している間に理性を失っていたようだ。あたりには弾力のなくなったスライムがそこら中に落ちている。血じゃなくてよかった…!血だったら今頃他の敵も臭いに誘われて来ていたかもしれない。今気づいたが、多分あの中にはアシッドスライムやポイズンスライム(名前は予想)とかがいたのかもしれない。床を溶かしているやつとか、明らかに毒だろ!と言いたくなるような紫の液体をこぼしているやつも少数だがいたしな。そういえば、スライムを100体ぐらい倒したがどれぐらいレベルが上がってたのだろうか?だが多分眠くなっているからレベルは上がっているのだろう。あ、あと言い忘れていたが、眠気は来ても寝る必要はないので今までやっていたレベルアップ後の“寝る”という行為の物理的、またはステータス的な意味は無かったと言っていいだろう。だがしかーし!普段寝たくても眠ることのできないスケルトンはな!寝れるならどんな期間があっても寝たいんだよ!ということで…おやすみ〜。