3.ゴブリン襲撃!
お楽しみください。
おはようだぜ!久々に眠ることができた。眠る前の迷宮内は朝だったが、今は夜になっている。結構寝たんだな〜。なぜ死ななかったのか、考えてもよくわからなかった。まぁ死んでなかったし、考えるのはもうやめだ!この前に出来なかった鑑定を早速やってみよう!《スケルトン 名前 なし LV2 職業 無》誰が無職じゃゃゃゃゃゃゃゃゃゃゃゃゃ!好きで無職なんじゃねぇよ!はぁはぁ。鑑定結果は散々なことになっていたけど、1つ疑問が増えたな。職業とは何か、というものだが、これの重要度はそこまで高くないな。職業のなにかになれたとしてもメリットとデメリットがわからないんじゃあ使い道がない。ということでこれは一旦放置して、レベルアップを続けることにしよう。丁度目の前にはゴブリンが10体いるしな。…うん、言いたいことはわかる。だがな、油断しすぎたのは悪いかもしれないが、鑑定結果って興味あるじゃん!いや、言い訳はやめよう。今は目の前の現実をどうにかしなければいけないな。よし、逃げよう!だって30体だぜ?30体。無理無理無理!倒せるわけがないだろ!てな訳で今は逃走中だぜ!お!いいところに隙間がある!あそこだ!あそこに急げ!はぁはぁ、肉体が疲労するわけないスケルトンでも、今の状況は精神的に疲れるな。早くこの状況を打破するために逃げなければ!……いや待てよ、こんなに思考しているのに襲われていない……?なんでだ?……………。岩の隙間が縦長で鉄格子みたいになっていて、入れていないようだな…。うん、完全に忘れてたわ。俺の体がスケルトンでとても細いということを。うん?てことはこちらから一方的に攻撃できるんじゃね?あ、かっta……。危ない危ない、フラグを立てるところだったゼ!今のは思いっきり死亡フラグだったな。よし、今は何も言わずに奴らを倒そう。俺は道に落ちていた石を剣を持っていていかにも強そうなやつに当てることにした。50個くらいの石を当てた時にやっと倒すことができた。岩の近くにいたことでその件はこちらから手を伸ばせば届く位置に落ちた。俺はそれをすぐに拾い、石を投げることをやめ剣をゴブリンに刺すことにした。剣持ちは何も持っていないゴブリンよりも少し多く刺さなければ倒せはしなかったが、こちらはダメージを受けずに倒すことができた。俺はゴブリンが本当に死んでいるのかを確認し、汚い腰布で血で赤くなっていた骨を拭き、比較的綺麗な腰布を自分に巻いた。その後は錆びている剣の中から状態がマシなものを探し、両手に一本ずつ持ち、腰布に2本さしてまたゴブリンにあった場所に戻っていった。そして今、とても気になっていることがある!それは………、レベルが4に上がったということだ。うん、今とても眠たい。いや、もう半分寝てるかもしれない。いや、そんなことはどうでもいいんだ!早く寝たい!いや、寝る!おやすみ!