第8話:その8
櫻華さん作天照の巫女より、夜櫻さん、カンザキさんのほか複数のキャラクターをお借りしております。
『そうだ、アリフ。確かに、アルセントとカンザキの攻撃の隙をみて攻撃をしているな。それと【サイレント・スナイパー】で命中率、クリティカル率、ダメージ率を高めるから射撃効率が上がる。ただし、発動した場所から動けなくなるのがこの特技の一番の難点だけどな』とホークさんがアリフの質問に関して話すとナーシャが話し始めたんだ。
『次は、私が質問していいですか』と話すと夜櫻さんが『いいよ、ナーちゃん。何かな』と尋ねると『私は、カンザキさんの行動を見て気がついたことがあります。それは、能力ダウン系の特技を次々に発動させている様子はまるでダンスを踊っている感じに見えました。また、時より見せる攻撃系の特技でモンスターのHPが低下していくことに気がつきました。ここからは質問なんですが、盗剣士特有の設置マーカーを置いているように見えたんですが何を設置したんですか、カンザキさん』とカンザキさんに質問したんだ。
『ナーシャは、俺の行動がダンスを踊っているように見えたのか。光栄だよ、ナーシャ。さてと、質問だが・・・どんな設置マーカーを設置していただったな。俺が設置していたのは、ダメージマーカーだ。つまり、追加ダメージが発生するマーカーを設置していたわけだ。どうかな、ナーシャ』とナーシャの質問をカンザキさんが答えると『ありがとうございました、カンザキさん。何だか気持ちがスッキリした感じです。流れからすると、次はビートの気がするけど何か質問がある、ビート』とナーシャはビートに話したんだ。
『質問か。特にない気がするけどあるかな。う〜ん・・・。あった、あった。確かフェイデットさんが戦域哨戒をしていたんだよなあ。あれって、中衛から前衛向きの職業より後衛向きの職業の方がいい気がすると思っていたんだ。もしそうなら、俺かミーシャがするべき役割な気がするなあ。どうなんでしょうか、フェイディットさん』とビートがフェイディットさんに尋ねたんだ。
『ビート君、いいところに気がついたね。確かに、戦域哨戒をするのは後衛型の職業が適しています。例えば、魔法攻撃系3職や回復系3職が基本になります。その中でも私やビートが付いている付与術師や例外である吟遊詩人は特に適しています。それは何故かといえば、この2つの職業は俗に支援職と呼ばれていますね、ビート君』とフェイディットさんがビートに尋ねると、『そうですね、フェイディットさん。それが何かあるんですか、フェイディットさん』と逆にフェイディットさんに尋ねると『それがあるんだ、ビート君。支援職は1度特技を発動すると戦闘終了まで持続するものが多いですよね。ということは、比較的手を空けることがあるということです。つまり、役割を兼務しやすいとことです。どうですか、ビート君』と話すとビートは『確かにそうですね、フェイディットさん。となると俺が今までしてきたことは正しかったんだ・・・。それが確認出来てよかったです、フェイディットさん。たぶん、最後になるかと思うけど、ミーシャは何か質問とかある』とビートがミーシャに尋ねたんだ。
『ありがとう、ビート。質問ね。何かあったかな。う〜ん・・・。何もないかな。というのも私とシークさんのビルドが違うからかな。参考にはなったけどね。私以外でまだ質問とかあるかな。ないなら、夜櫻さんに次の事に進んでいいと思うだけど、どうかなみんな』とミーシャが話すと俺は『僕は新たに疑問が出来た。それは、情報監視者だ。ビートが、戦域哨戒についてフェイディットさんに質問の回答を聞いている間に、僕は情報監視者は誰がすればいいのか考えていました。今のところその役割はミーシャとビートに分担してもらっているけど、どちらかに統一した方がいいのかなと思ったんです。夜櫻さんたちはどう思いますか』と俺が話すと手を上げてくれたのは夜櫻さんだったんだ。
『ユー君、いいところに気がついたね。確かに、情報監視者をミッちゃんかビー君に統一した方がいいかもね。今までの話を聞いていれば、ビー君が戦域哨戒を務めているよね。だとしたらミッちゃんが情報監視者を務めた方がいいかもしれないね。ただ、ユー君たちが今後大規模戦闘に挑みたいと考えているなら、ミッちゃんとビー君の2人共に出来たらいいとアタシは思うよ』と夜櫻さんの話を聞いていたミーシャとビートは、小声で『大規模戦闘か』といっていたのを俺は聞き逃さなかった。
さらに夜櫻さんは『ほかに質問したいことがあるかな』と聞くも俺も含めたみんなは何もいわなかったので、夜櫻さんは次の事柄に説明し始めたんだ。
次回予告
夜櫻さんが話すことは何なのでしょうか。
期待してお待ちください。