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《フォーブリッジの街へ》外伝  作者: 下田翔佑
ユウマたちと夜櫻との出会い
1/11

第1話:その1

櫻華さん作、天照の巫女より夜櫻さんをお借りしております。

『ああ、なかなかうまくいかないなあ、アリフ』

『そうだね、ユウマ。僕だと後方から弓を射るんだけどタイミングがズレたりしてモンスターに当たらないことがあるからなあ。どうにかならないかな、ユーミンさん』

『そうなんだよね、アリフ君。私だと隠れ蓑からの一撃を狙うタイプだけど私好みの小刀が手に入ったのはよかったよ。けど、一撃の攻撃力が中途半端なんだよね。ナーシャはどうかな』

『私も同じ感じだよ、ユー姉。二刀流だけどうまく噛み合わないだよね。バットステータス系の特技があるから噛み合えばより強力になるのに。ビートはどうかな』

『俺も同じだよ。モンスターの行動を抑えることは出来てもそれ以外がイマイチだからなあ。ミーシャちゃんはどうかな』

『私はみんなと違うかな。ヒールワークは出来ているけど、MPの消費が早く進むのをどうにかしたいなあ。ユウマさんはどうなんですか』

『俺も同じ感じだよ。敵を引き付けることは出来てもそこから足止めができていない。それをどうにかしないと上達出来ないし、上のプレイヤーには追い付けないはずだ。どうしたらいいのかな』そんなことをみんなと話していたある日の夜俺たちは出会ったんだあの人に。





ーーーーーーー




『今日はどこに借りに行く、ユーミン』

『兄さん、いつもみたいに初心者向けの狩り場にしようよ』

『それがいいな、ユーミン。みんなもいいかな』と俺がいった途端にみんなが一斉に《それがいいよ》と返答したのでいつもの狩り場に向かうことにした。

いつもの狩り場に到着するとフォーメーションを確認してからモンスターとの戦闘に向かったのだが厳しい状況に陥っていた俺たちがいた。

『このままだと、ビートのHPが無くなって大神殿行きになるよ。ユウマさん、今ヘイトの特技のリキャストタイムはあとどのくらい』

『あと30秒だよ、ミーシャ。間に合うか微妙だなあ。回復呪文の特技のリキャストタイムのあとどのくらいかな、ミーシャ』

『ヒールの特技ならあと20秒で詠唱できるよ。でも詠唱時間が間に合うか微妙だよ、ユウマさん』

『となると、ビートが倒れる前にモンスターたちを倒さないとならないなあ。えっと、モンスターたちの合計HPは残り5%か。ギリギリ倒せるなあ。大技を解禁していいぞ、みんな』と俺がいうとみんなは大技を使用した結果どうにかモンスターたちを倒すことができた。けど、みんなのHP、MPは限りなく少なくもうこれ以上狩ることが出来なくなっていた。しかも、1回の戦闘だけで。次の日も同じ狩り場に来たが、『このままだとユウマさんが大神殿送りになって、全滅してしまうよ。どうすればいいの。誰か助けて』とミーシャが叫ぶも俺は大神殿送りになった。




ーーーーーーー



『ユウマが倒れて大神殿に行ってから何分経った、ミーシャ』

『たぶん10分は経っていると思うよ、アリフさん。それと私のMPがもう少しで切れそうだよ。この戦闘いつまで続くの、アリフさん』

『大丈夫だよ、ミーシャ。何とか僕がヘイトを稼いでいるからみんなにはたぶん向かないはずだよ、ミーシャ』

『それはありがとう、アリフさん。でも、アリフさんのHPがもう少しで切れそうだから私心配でならないよ、アリフさん』

《確かにミーシャがいう通り、僕のHPはもうわずかしかない。でも、僕が倒れたらこのパーティーは完全に全滅だ。せめて、ユウマが最初に死亡して大神殿送りにならなければこうにはならなかったはずなんだ。どうしたらいいんだ》と考えていると僕のHPが回復し始めた。

《何が起きているんだ。ミーシャのMPは残りわずかだったはずだ。このクラスの回復呪文はもう無理なはずだからおかしいなあ》と僕が考えていると突然敵対心ヘイトが下がっていった。そのときだった。

『私たちが注意を引き付けるので、その間に態勢を整え直してくれないか』というメーセージが届いたので僕は《誰らかは知らないけど助太刀をしていてくれているんだ》と思った僕は

『みんな、誰らかは知らないけど助太刀をしてくれているみたいだよ。みんなもう少しでこの戦闘は終わるはずだよ』と話すとまた回復呪文だと思われることをしたためか、HPが回復していくのがわかった。それはみんなも同じのようだった。

その後はメーセージをくれた人からの指示を受けどうにか戦闘を終わることが出来た。戦闘が終わった後に相手のパーティーのリーダーと思われる人からお叱りを受けようとしていた。



ーーーーーーー



『あなたたち、随分無茶なことをしていたはねえ。あたしたちが応援に入っていなかったら今頃全員大神殿送りになっていたよ。今後は守護戦士、武士、武闘家の戦士系の壁役を1人誘ってパーティーに入れないと同じことになるよ』と相手のパーティーのリーダーと思われる人が話すとユーミンが

『あ〜の、実は・・・・・・。私たちは5人で1組のパーティーではありません。本来は6人で1組のパーティーで壁役の守護戦士のプレイヤーがいます。ちなみに私の兄がその守護戦士です。その兄は私たちを有利に戦いやすいようにヘイトを稼いでくれていました。でも、稼ぎ過ぎたせいなのかパーティーの中で1番最初に死亡して大神殿送りになってしまいました。こうなったので私と同じ暗殺者のアリフ君が代理で引き付けてくれましたが戦況は一行に回復しませんでした。そんなときにあなた方のパーティーに救われました。今回はこんな感じですが普段は兄がパーティーのリーダーを務めてくれて、指示を出しながらどうしたら戦闘終わることが出来るか考えてくれています。でもここ2、3日の兄は指示を出してくれるのにワンテンポ遅れている気がしていました。どうしてか、わかりますか。教えてください』とユーミンさんが相手のパーティーのリーダーと思われる人に話すと僕たちのパーティーと同じ武器攻撃職が多いパーティーを2組がいたらしく編成を僕たちと同じ編成にしてくれてパーティー戦の基本戦術を教えてくれるようだった。すると、相手のパーティーのリーダーと思われる人が話し始めた。

『ユ、ユーミンちゃんだっけ』と話しかけられたユーミンさんは慌てた様子で

『はっ。はい、そうです』

『守護戦士の彼のキャラネームは何かな、ユーミンちゃん』

『兄さんのですか。ユウマです』とユーミンさんが話すと相手のパーティーのリーダーと思われる人が

『あたし、ユウマ君を迎えにアキバにいって来るよ。あとのことは頼んだよ、みんな』と相手のパーティーメンバーに頼んで消えてしまったので僕はもちろんみんなも驚いて唖然としていると相手のパーティーメンバーの言葉を聞いたら僕たちはさらに唖然としてしまい、しばらく動けない状態になっていた。

次回予告




夜櫻さんはユウマに会ってからいろいろと話すうちにある事実に気がつきます。その事実とは何だったのでしょうか。

期待してお待ちください。

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