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決意の3人
森の出口が見えた頃、Glowたちは足を止めた。街へ戻る道を見つけたものの、アルファの企みを目の当たりにした後では、その静けさが不気味に思える。
「とにかく、街に戻って報告しよう。」
ガレオが槍を肩に担ぎながら言った。
「ギルド長に話せば、何か対策を考えてくれるかもしれない。」
Glowは少し考え込み、無言で頷いた。
「行こう。だが、過度な期待はするな。」
Glowたちが街の門を通ると、いつもとは違う雰囲気が漂っていた。市場は閑散としており、武装した兵士たちが忙しなく動き回っている。
「なんだ、騒がしいな……?」ガレオが呟いた。
リアリアが周囲を見回す。「もしかして、私たちが倒した融合型アンセレスの仲間が近くにいるのかも。」
「急ぐぞ。」Glowは一行を促し、街の中心にある長の館へ向かった。