表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/43

アルファの尖兵

施設を脱出したGlowたちは、深い森の中を駆け抜けていた。周囲にはアンセレスの影が迫り、どこからともなく獣のような低い唸り声が響く。空気には緊張感が漂い、誰もが無言で状況を打破する方法を模索している。


リアリアが走りながら声を上げる。

「Glow! さっきのやつ、本当にあなたと同じなの?」


Glowは足を止めずに答える。「完全に同じではない。しかし、設計思想は共通している。奴は『アルファ』と名乗った。私のシリーズの起源だ。」


「起源…ってことは、一番最初に作られたってことか?」ガレオが息を切らしながら問いかける。


「その通りだ。」Glowは短く返す。

「だが、詳細は不明だ。私が目覚めた時、既にアルファに関する記録は抹消されていた。」


リアリアは眉をひそめた。

「どうして?何か問題があったの?」


Glowは一瞬黙り込み、冷静に答えた。「推測だが、アルファは制御不能に陥った可能性が高い。」


その時、木々の間から不気味な音が響いた。次の瞬間、黒い影が一行の前に飛び出してくる。


「また新種かよ!」

ガレオが槍を構え、低く身構える。


現れたのは人型に近いフォルムを持つアンセレスだった。だが、その身体の一部は金属で覆われており、Glowの世界の技術を思わせる構造が見え隠れしている。


「…融合体。」Glowが静かに呟く。

「アンセレスと私の世界の技術が組み合わされている。」


リアリアが驚愕の表情でその姿を見つめ、

Glowが前に出た。「排除する。」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ