学校の七不思議その六
学校の七不思議。
その地味さに心をへし折られつつ有る僕たち。
だけど他の七不思議を体験したいという欲求には逆らえない。
他のリア充を邪魔したい。
ではなく。
というか都市伝説という退屈しのぎ。
ではない。
都市伝説という神秘に会いたいのだ僕は。
未知を既知とする。
此の好奇心は僕を形作る物だ。
だから会いたいのだ。
都市伝説に。
「だから相棒次の学校の七不思議は何?」
「行き成り訳の分からんこと言うな」
僕の言葉にツッコミを入れる相棒。
「まあ~~いわんことは分かる次の都市伝説だな」
「うん」
「12段の階段が夜中になると13段になる」
「うん?」
「13段目を踏むと異界へ連れ去られるというパターンだな」
「既に其れ経験してるけど?」
「だから此処に居るんだろう?」
「……」
脱力する僕。
オチ。
だからオチはどうしたっ!?
オチをくれっ!