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教会の洗礼

 昔々のあるところに一人の勇者がいました。ある国の王に攫われた姫を助けてくれと頼まれたのですが、その勇者は、あらゆる殺戮を好み次第に成長しました。次第には、魔王を撃ち滅ぼし、勇者は世界は平和になったのでした。


さて、魔王を倒した勇者は周りからどう思われるでしょうか?尊敬?敬愛?いいや、違う。勇者に向けられたのは恐れと嫉妬。



次第に民が反発し、救ったはずの王には恐怖が現れ、暗殺部隊に勇者の暗殺を頼みました。暗殺部隊は、その依頼を聞き、引き受けて勇者の暗殺を始めました。



暗殺の話はのちに話すとして、最終的に結婚した姫に殺されてしまいました。勇者は後悔しました。


こんな国を救ったのかと。

自分はこんな奴と結婚したのかと。


勇者は怒り狂いました。しばらくしたら勇者は、動かなくなりました。しかし、女神はここで殺すのでは惜しいと思ったのか転載させることにしました。


ですが今度は人の身ではなく、剣に。

すでに死んでしまってかれこれ数千年すでに勇者の名は忘れ去られており、今は錆びた安物の剣として売られていました。



「おい、親っさん。10歳になったロードのために安物の剣を一つ買いたい」



金髪の髪の男がやってきた。



「お、ジークじゃねえか。安物の剣なら、そこの樽にある剣全部銀貨2枚だ。いや、昔の馴染みと贔屓にしてもらっているから銀貨1枚でいい。」



「流石!親っさんは商売上手だな!しかし、懐かしいな。あの時は楽しかったな。竜を倒したり、魔王を倒したり…………おっと。思い出している場合じゃないな。もうすぐ息子の誕生日が始まるんだ」



「それは早くしないとな。それじゃあ俺からもなんか送らなきゃな………そうだこれなんてどうだ?」

補強財のようなものを渡してきた。



「実はこのアイテムは曰く付きでな。あの黒い錆びた剣と一緒に入荷してきたんだ。何でも、説明書にはこれを塗ると真なる意志が目覚める。と書いていたよ。」


「なら、あの錆びている剣とその補強財を頂こう。」

ジードは、金貨一枚を渡した。


「お、おいジーク。これは金貨一枚。値段を間違えてるんじゃないか?」


「間違えてはない。残りはチップだこれからもよろしくって事で。それじゃあ、おれは、もう行く」


ジークは後ろを振り向きながら手を振った。


「ただいま。なんだ?昔みたいにパパお帰り!って来ないのか?アレン。どうした?早くこっちにきてよ!」


「父さん。今日の王都の緊急会議終わったの?どうせまたサボったんでしょー。母さんは多分怒るよ。陛下にまた迷惑かけたの?どれだけ皆んなに迷惑かけたと思ってるの?って」


「そ、それは仕方ない事なんだ。今日は絶対に外せないことがあってな、探していたんだ。まあ、後のお楽しみだが今日はお前の誕生日だろ!だから王都の全ての店を探して頑張ったんだ。楽しみにしてろよ。ミレイだって許してくれるって。」


「あーなーたー。今日は絶対に外せない王都の会議があったんじゃないんですか?陛下にまた迷惑かけたの?どれだけ皆んなに迷惑かけたと思ってるの?そう言えばアレン。洗礼はもう終わったの?」


アレンは首を振った。



「ほら、僕と同じ事を言った。だから言ったじゃん。

僕のために誕生日プレゼントを探すのはいいけど今日のは、本当に行かなくちゃいけないんでしょ?僕は教会に洗礼に行ってくるからその間に父さんは王都の会議に行ってきなよ。」



「そ、そんなー」

渋々王都に向かっていった。



「じゃあ教会に行ってきます。」



「待って!私も行きたい!」



「えー」

アレンは嫌がった。

何を隠そうジークとミレイは、勇者と聖女、生まれてきてから期待をされてきたアレンは、もし父と母に失望されたらどうしようと考えていた。


しかし、母さんはどうしても行きたいと思っているのかアレンの意見を無視して、教会に行く準備をし始めた。



まあ、母さんの意見を無理矢理自分の意見を通すのはいつものことか。まあ、母さんだけならまだいいか。もし父さんが一緒に行った場合ものすごい騒ぐんだろうなと思ったらからだ。



アレンとミレイは教会に行く準備をした。 



「さあ、準備は終わったわ。行きましょう。教会へ」

とても生き生きとしている。



「ものすごい生き生きとしてるね。そんなに楽しみ?」



「当たり前でしょ。私とジークの子供よ。当然強いに決まってるわ。でもこれでダメな職業でも私とジークで養ってあげるから、貴方には幸せに過ごして欲しいもの。」



「僕としては色々複雑だなぁ。まあ、なるべく努力を重ねるようにしたい。」



「さあ、教会の中に入りましょうか。」



ガチャ


おい、あの子って。


あ、あれだよ。勇者と聖女の子。すごいなー。雰囲気から違う。


あの子って彼女いるのかな?いなかったら立候補しちゃおっかなー。



「ふふっ。注目の的ね!さすが私たちの子だね!」



「当然だよ。何たって勇者と聖女の子供なんだからね。さあ、並んで並んで、神父様に職業を言われてしまいなさい。」

アレンは言われた通りに列に並んだ。



カン カン カン カン

あなたの職業は鍛治士(上)です。


やったーこれで父ちゃんの鍛治屋を継げるぞー


ボー ボー ボー


あなたの職業は炎使い(中)です。


グガー グガー


あなたの職業は眠り士(特)です。

なんだ?この職業は。初めて見るぞ?


さあ、あなたの番ですよ。



「あれ、貴方は………ああ、勇者様と聖女様の御子息ですね。きっといい職業を女神様から与えられるはずですよ。では始めます。」



シュッ シュッ シュッ シュッ


 

「こ、この音はま、まさか」

辺りが一面に光ったと思ったらすぐに光が止んだ



武器使い(絶)


うわーま、まさか、勇者様と聖女様の御子息が剣使いとは。


ま、まさか聖女様と勇者様の子供が武器使いとは、これは有料物件じゃなくなったわね。次いきましょ!次


剣使いってあの成長率が低い職業だったよね。やっぱり気のせいだったのかな?さっきまであった雰囲気が弱々しく見える。


母さんの方を見ると母さんは


哀れむような顔でアレンを見つめるのであった。



職業のレベル


武器使い(小) 小さい武器なら大体使えるが、成長率が低い

武器使い(中) 中くらいの武器なら大体使える。成長率が低い

武器使い(高) 大型の武器を使える。成長率が普通

武器使い(特) 魔のつく武器を使えるようになる。成長率が高い武器使い(絶) 神のつく武器を使えるようになる。成長率が超高い


基本的に小、中、高、特は知られているが絶は、全く知られていない。


小が5人に一人

中が10人に一人

大が100人に一人

特が1000人に一人

絶が1世紀に出るかどうか


ちなみに勇者は特くらいの強さ

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