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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第三章 キョウからアースへ
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098 ダンジョン1位

 ダンジョンランキング1位は、大三元帝国にある、


 ポンシェダンジョンである。


 このダンジョンは、かなり特殊なダンジョンである。


 立地的には、それほど恵まれておらず、マナの集配は並であるにもかかわらず。

なぜ1位なのかには、裏がある。


 一応、大三元帝国とポンシェダンジョンは、やや敵対関係とされているが、

実は裏では、しっかり繋がっているのである。


 大三元帝国の場合、犯罪者は、奴隷紋を押しての、犯罪奴隷か、

ダンジョンで、罪に対する対価品の搾取かを、国が指定してくる。


 ダンジョンで、対価品を見事持ち帰って、国庫に入れた場合、

シャンヒー神の思し召しだとして、罪の大幅な減刑、もしくは無罪となる。


 しかも、ダンジョンに入る場合は、なぜか役が2つ上がるのである。

これはダンジョン協会が設定したバクに、つけこんだ裏技である。


 今を遡ること400年前、ダンジョンマスターが考えた、ボーナスに起因する。

具体的にどういったことかというと、役が上の物を倒した場合、

遠征をしているサブマスター(今はダンジョンマスター)にボーナスが出るというものである。


 つまり、少佐クラスをサブマスターのモンスターが倒した場合、

ダンジョンポイントが100とすると、

2階級上がった大佐の場合ダンジョンポイントは200と倍になるのである。


 本来なら100しかもらえないところ、国との癒着により200になり、

ダンジョンポイントを稼げる、バグ技である。


 何故そんな事になったのかというと、ダンジョンマスター(今はグランドマスター)が、

植物人間になった後から発見されたバグ技だからである。


 当然協会側は、おかしいと異議を唱えたが、

実行するのは、イカ・タコ星人の置いていった黒石板である、

プログラムを修正できる人間が、誰もいなかったのである。


 しかも、教会とも結託しており、只の市民が、シャンヒー神の信託により、

「そなたは聖者となった、夢夢侮ることなかれ」といわれて、ダンジョンに放り込まれ、

ぽろっと殺され、ダンジョンポイントをごっそり盗んでいく、極悪裏技まである。

 

 黒石板には、その当時の役が細かくポイント登録されており、

ただ、その通りに実行していくだけである。

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