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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第三章 キョウからアースへ
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086 試験当日

 「2家族とも揃ったみたいなので、試験を始めます」

「きわめて簡単なことですので、普段通りにやれば合格するはずです」


 「ちなみにマイケルとミーシャは先日試験をして、合格してます」


 「不公平がないように、くじ引きで決めます」


 「あの2人一緒じゃ駄目なんでしょうか?」


 「ノートンさん、あなたが宿屋に行って、部屋の案内とか全員で来てくれるのですか?」

 

 くじの一番はロペスさんだった。


 「では、俺を泊まりに来たお客様だと思って接客してください」


 「すいません、1泊したいのですが、空いてますか?」


 「ああ、空きあるよ」


 「1泊おいくらでしょうか?」


 「1泊1万ドラだ」


 「どの部屋でも同じでしょうか」


 「ああ、どの部屋でも同じだ」


 「食事は付いているのでしょうか?」


 「ああ、3食昼寝つきだ」以下の様な質問がこのあとつづいた。


  ★  ★  ★


 「それでは、結果発表です、結果は全員不合格です」


 「え、なんでだ」


 「ロペスさん、特にあなたはひどい」

「一番小さい部屋と豪華で大きい部屋が、同じ値段の訳ないでしょ」

「スィートルームは、4人以下を前提としているから4万ドラです」

「一人できたとしても、同じ料金です」


 「それに昼食は付きません」

「トイレの紙がなくなったら、わからんはないでしょ」


 「で、俺達はどうなるんだ」

 

 「はい、奴隷商に逆戻りです」


 「じゃなにか、俺達は獣人より、劣るってことか?」


 「獣人の2人は、物覚えが速く、特にミーシャさんは、詳しく聞いてきましたよ」

「少なくとも、ビール飲んで食っちゃ寝よりいいですよ」


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