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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第三章 キョウからアースへ
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081 桜でんぶの卵焼き

 孤児院=子供たちが腹をすかせていると思っていたので、

最初から、食い物を用意していた。


 「みんな、お兄さんが、御飯をご馳走してあげよう」

 「よろしいですかな、院長」


 「かまいませんが」


 院長の許可を貰った俺は、おおきな布を子供たちの前に広げた、

子供たちから、見えないように、まるで手品のように。


 「はい、みんなよく布を見ててね、1、2、3ハイ」


 布を外した目の前には、大きな寸胴とトレー、

紙どんぶりセットがあった、

寸胴の中には、4~50人前はあるクリームシチューと、

桜でんぶの卵焼きがあった。


 もちろん、パーティクルでドーンしただけだが。


 「おじさんすげー」子供たちから大歓声があがった。

いや、おじさんじゃなく、お兄さんなんだけど・・。


 ついでに、バンとアイスティも出してやった、午前の紅茶だけど・・


 「うわ、これうめえ、こうゆう芋の食い方もあるんだ」

 「この黄色いのも甘くておいしい」


 子供たちには大好評だった。


 「院長も、おひとつどうぞ!」


 「あらほんとにおいしい」うっすら涙を浮かべているようにも見えた。


 帰り際に、体調の悪そうな子ように中級ポーションと、

当座の資金にと、ダンジョンインゴッドを5枚置いて来た。


 院長、子供たちから見送られ、帰路についた。


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