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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第三章 キョウからアースへ
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080 孤児院

 ところで、孤児院はないのかな?

これだけ衛生管理が悪くて、寿命が短いみたいだからあるはず。


 予想したとおり、孤児院はあった、すごいボロ屋だ。

まあ、こっちは雨が少なく、突風とかもあまり吹かないからいいのか?


 「たのもう」と声を掛けた、孤児院から小さな女の子が出てきた。


 「おじちゃん誰」、ちょっとまて一応まだ23歳のはず、

おじちゃんは、やめてほしい。


 「いや、実は寄付をしたいと思ってきたんだが、院長はいるかな?」

できれば、呼んできてくれるかな?


 「うん、わかった呼んでくる」と言って、女の子は家に戻って行った。


 孤児院から、40歳位のおばちゃんが出てきた。

 「どんな、ご用件なんでしょうか?」


 「実は、寄付をしたいと思いまして・・」


 「まあまあ、それはむさ苦しい所ですが、どうぞ中へ」


 中に入ると、がりがりに痩せた子供たちかいる、

こっそり影に隠れながら、つくり笑いをしている。

衛生事情もよくなさそうだ。


 「ご覧の通り、あまり状態はよくありません、

領主様は大変優しい方で、めんどうをみてくれてますが、

食料さえ事欠いています」


 「誠に失礼ですが、いかほど寄付していただけるのでしょうか?」


 「寄付するのはかまわないが、ここは環境が悪すぎる」

 「今俺は、町作りをしている、住宅を提供するので、引越すつもりはあるか」

 「それと、院長は、読み書き、数かぞえはできるか?」


 「読み書き、数かぞえはできますが、引越しは領主様の許可がないと・・」

 「でもなぜ?」


 「実は、町づくりをしていて学校を作ろうと思う、

で教師、つまり人にものを教える者が欲しい」

「領主にはこちらから話を通しておこう」


「ところで、みんなお腹は減ってないかな?」


 


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