064 マイケル&ミーシャ
獣人2人が、道を歩いていくと、道が二股に分かれていた。
1つは、とても綺麗に石みたいのが敷き詰められており、
しかも、繋ぎ目がない。しかも水の匂いは、その先からする。
進んでいくと、大きな池があった、池の水が飲めるか確かめようとした時。
なんかの音が聞こえ、池からは、水の妖精みたいのが踊りだした。
2人はあっけにとられて、声も出なかった。
「おい、そこでなにをしている」いきなり横から声が掛かった。
「喉が渇いていたので、水が飲めるかと・・」
「ああ、あそこの水はあまりきれいではない、
水が欲しいならあっちで出そう、ついてこい」
「あの、あそこにいる水の妖精さんたちみたいのは?」
「ああ、あれは噴水っていうんだ、いまテスト・・、
ああ、分らんか、試しをしていたんだ」
「とりあえず行くぞ、水が飲みたいんだろ」
俺は水とパンを出しやることにした。
ここは無難な軟水の、ア○プス天然水と、猫獣人なのでツナサンドにしておくか。
「いいか、ゆっくり飲めよ、急ぐと胃痙攣起こすからな・・」
俺は、キャップを空けて、2人に渡してやった、
2人はゆっくり飲み始めた、そうとう喉が渇いていたのだろう、
すぐに1本を飲み終えてしまった。
「お、大丈夫そうだな、じゃこれ食い物、ツナサンドだ」
2人は、俺が渡した2本目の水を持ちながら、恐る恐るサンドイッチを食べ始めた。
「おいしい、こんな柔らかいパン初めて食べた」
「おいしいにゃ」
「さあ、そろそろ、あそこにいた訳を聞かせてもらおうか?」
猫獣人2人は、斯く斯く云云、話してくれた。