057 ドラガンダンジョン
召還されたドラゴン「ロン」は、一度消滅しているので、
諦観をするという使命の箍が外れた。
しかし、いくらなんでも4代目の手前、暴れまくって、
この星を消滅させましたとかは、まずい。
幸いダンジョンの運営をやって欲しいと言うことなので、
ダンジョンを設立することにした。
この場所は、マナの集まりが、協会についで良い。
たぶん、この星で2番目位だろう。
こんな有力地が残っていたのは、
ドラゴンとは、揉めたくないと、いうことだろう。
★ ★ ★ ★ ★
それは、第399回ダンジョン召還の時に起きた。
「なんだこのマナの波動は」、ロンは異端のマナに驚愕した。
そこに「ヨン」が入ってきた。
「先代も気ずかれましたか、膨大なマナの波動を・・」
「まさか、初代、二代目を召還したのでわないか?」
「膨大ではありますが、波動の色が違います」
「何事もなければ良いのですが・・」
★ ★ ★ ★ ★
ある日、ドラガンダンジョンに、協会からひとつの連絡が入ってきた。
第399回ダンジョン召還の新人、星野敬太さんが、
そちらの、ルガトルポ国、アレーナに新規ダンジョン設立を申請されました。
マナの勢力圏は、重ならないと思いますが、何かありましたら協会まで連絡ください。
ロンは連絡文を読んで「この星の運命が変わるかもしれんのう」と思った。