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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第三章 キョウからアースへ
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054 ダンレンジ

 話は、もどって協会食堂調理室。


 「料理長、このダンジョンレンジって凄いですね」


 「ボタンを押すだけで、ハムが出てきましたよ」


 「しかもうまいぞ、食ってみろ」


 「確かにこりゃうまい、超高級品だ」

 「これどうしたんで」


 「ほら、この間新しくきた、ダンマスがくれたのよ」

「これでサンドイッチを作ってくださいと・・」

「ただ、サンドイッチだけ作れとは、言わなかったんだわ」


 「二コラ、おめえ、マルコの町に顔が利くだろ」

「おれも、このダンレンジ、試してみたんだが、無限に物が出てくるのよ」


 「魔法の壺みたいですね」

  

 「こんだけの上物の肉、パンを、おめえの顔で売り捌け」

「もうけの、3割をおめえにやる」


 「もう一声」


 「ち、しょうがねえ、4割だ、その代わり上手くやれよ」

 

    ★ ★ ★ ★ ★

 

 バリビューンさんとダブラスさんが、食堂にやってきた。


 「今日から、サンドイッチ食べられるんですって、星野さんから聞いたわ」


 ち、あのやろう、もう喋っているか。

 

 「ええ、そうですよ」


 その日、ゲス料理長は、いやというほどサンドイッチを作らされた。

作り方は雑であったが、材料はよかったので、好評を得た。


 「くそ、割に合わない」


   ★ ★ ★ ★ ★


 ダンラオ国ファールゼルベルク山にあるマルコ町は、そんなに大きくない、

そんな町に、多量の肉、魚が溢れ出した。

 出所は、ダンジョン協会である。


 ゲス料理長とその一味は、めでたく、くびになった。


 こんな小さな町で、ばれないと思ったのか? 

やっぱ料理に愛情がないやつは、駄目だな。

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