051 候補地選定
さて、この星の上空に上がってみた俺だが、
人口少ないせいか、星の輝きが弱い。
うーん、人がわりと多く住んでいる街にするか、
それとも人気のないとこにするか、迷うなあ・・。
前者は、他のダンジョンとのバッティングが濃厚だし、
かといって、誰も住んでいないような、ど田舎じゃしょうがないし。
そこそこ人は住んでいるが、マナの集配の悪い場所が狙い目だな、
寒いところは、後回しにして、暑すぎない場所でも探すか。
候補地の選定は、難攻を極めた、なんせこの星は水が少ない。
したがって、砂漠とかが多い、石油とか出ても、
現在のこの星の文化レベルでは、精製はできないだろうし、
できたとしても、それを必要とする工作物が今のところない。
水が少ないとといっても、海に近いところは、街や村が点在する。
まあ、時間はあるから、その辺を重点的に探すことにするか?
そろそろ戻らないと婦女子がうるさいから、戻りますか。
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協会に戻ってきた俺は、バリビューンさんに捕まった。
「あ、お帰りなさい、そうだお願いがあるんですけど、よろしいでしょうか?」
「はいなんでしょう?」
「以前に外に出たときに、買って来たといわれる、サンドイッチですか、
あれ、あまり高くないようなら、買って来て貰えないでしょうか」
「食堂の料理長が参考にしたいと言っていたので」
あ、これはタダで部屋を借りているから、無料で提供するしかないな、
ついでに、地下鉄屋のサンドイッチも出してやるか、
あっちも、バク・・パーティクルデーター化されてるし。